大晦日

 夕方までゆっくり昼寝をする。ココポ在住の日本人Tさんに電話すると、オイスカというNGO団体の施設が近くにあり、ここでオオコウモリ情報が手にはいるかも知れないと言うので、明日はオイスカに行くことにする。

 ホテルの近くでパーティをやっているのか、ナンシーシナトラの60年代のヒット曲が大音響で鳴っている。食堂から夕方海の方を見ていると、ビスマルクオオコウモリと思われる大型のオオコウモリが、バナナ畑の上を飛ぶ。更に奥の方からはキューキューなく声がする。

 夕食後駐車場を歩くと、大きいオオコウモリと小さいオオコウモリが飛ぶ。

 今日はホテルのバーも午前2時まで営業だそうで、バンドの演奏が入っている。その他に2カ所から大音響の音楽が聞こえる。

 隣のバンガローの2階の屋根の下で、2頭の小コウモリが輪を描いて追いかけっこをしている。チュリュッチュリュッという高音が聞こえ、40KHZから可聴音までの広い範囲の音を出している。

 人間の方がますますにぎやかだ。バーからあふれ出たのか、ホテルの中庭にビールを持ち込んでいるグループもいる。制服を着た軍人の一団もやってきた。首都や都会は騒動が起きたりするようだが、ここは爆竹状のものを鳴らして、パーティをして、大晦日は賑やかに更けていく。

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