常夏の島

1月16日
日本から7時間ほど飛んでたどり着いたバリ島は、26℃。赤道よりちょっと南の常夏の島である。

まずは空港のATMでインドネシアの通貨ルピアをおろす。1円=125ルピアほどである。町中の安い食堂で食べると1万ルピアくらい、おやつは数千ルピア、物価は安いのだが、日本ではあまり使わない0のたくさん並んだ数字にとまどう。後にホテルを移動するために宿泊費を電話で聞いたときには英語でmillion(百万)の桁の数字を言われて、頭が理解を拒んだ。紙幣はRp 1000, Rp 5000, Rp 10 000, Rp 20 000 Rp 50 000, そして一度だけ両替屋で出されたのがRp 100 000札だ。硬貨はおつりで出されたことがあるが、通常は使い道がない。

泊まったのは空港のある南部のデンパサールから1時間ほどのウブドという、踊りや絵画や音楽で有名な観光地だ。空港まで迎えに来てくれたグスティさんは、おじいさんが有名な画家で自分でも絵を描くという。

バリ島の道はどこも狭くて曲がりくねっている。ちょうど通勤時間帯だったせいでデンパサール周辺は渋滞していた。車、バイク、人が道にあふれ、特にバイクは一方通行でもお構いなしで逆送していく。道路の脇を走らずに真ん中を走っていることが多いのは、路肩に穴が多いせいらしい。更に雨が降ったあとらしく、途中で通ったグスティさんの村のあたりは道路が水浸しになっている。

コウモリを見に来たという話をしたら、ゴワラワというコウモリ寺にいるという。バリではコウモリは大中小別の名前が付いていて、大きいのはブカウ、中くらいのはマロン、小さいのはラワというと。大きなコウモリが見たければ、アラスカダトンというところがいいともいう。

空港から1時間ほどで、カキアンバンガローに到着。ここに7泊する予定だ。

宿に着いてから少しウブドの町を歩いたが、歩道の舗装が剥がれていて凹凸が多く、排水溝の蓋が壊れていて穴が空いていることもある。宿は観光地ウブドの中心地から少し離れたところにある。表通りを歩いていると観光客向けのお店が多いのだが、その裏は水田が広がり蛍が飛んでいる。

遅くなったので、夜ご飯はカキアンバンガローの前にあるレストランで、ミーゴレンとサティアヤムを食べる。

途中で大雨が降ってきて、店の前で寝ていた犬が店内に入ってきた。1月のバリは雨期である。

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