セレベスルーセットオオコウモリ

12月5日
朝ご飯の一例朝ご飯は、朝7時半から。コーヒー、紅茶、ジュースはセルフサービスで、おかゆだったりチャーハンだったりパンケーキだったりホットケーキだったりトーストだったり、あるいはそのうちのいくつかが混在していたりする。コーヒーは細かくひいた粉に湯を直接注いだインドネシア式コーヒーである。残り少なくなるとお湯を足している。番茶でもいれる感覚のようだ。

昨夜は夜中にオオコウモリを見ていたので、朝ご飯のあと一寝入りする。


ブナケンチャチャリゾートの白犬ファミリーホテルは海に面しているのだが、干潮の時に波打ち際を歩いて行くと洞窟があってコウモリがいると教わったので、午後から行ってみる。

宿には犬が4匹いて、犬を連れて行くと洞窟に入ってコウモリを飛ばしてしまうので連れて行かない方がいいといわれていたのだが、浜に降りてみると、何か面白いことはないかと犬たちが待ち構えている。まだ水が深いので30分ほど浜辺で待機したのだが、犬たちも寝そべって待っている。結局この洞窟を発見したチコというグレートデンだけ残って、残りの白犬家族3匹を引き連れていくことになる。

ヒトデ引き潮といっても膝下くらいまで濡れるところがある。アウトドアサンダルを履いて歩く。青いヒトデが干潮に取り残されている。トカゲが岸辺をちょろちょろする。

セレベスルーセットオオコウモリセレベスルーセットオオコウモリ10分も歩いただろうか、海に面して海蝕洞があった。心配していたとおり、われわれがまだ入口のあたりにいるとき,犬たちはまっしぐらに洞窟に入ってしまった.中から2頭のルーセットオオコウモリが飛び出す。残った1頭は洞窟の凹みに身を隠している。

スラウェシ島では3種類のルーセットオオコウモリが記録されているが(一種類はルーセット属に入れない人もいる),尾が長めで顔に毛がはえているので,セレベスルーセットオオコウモリRousettus celebensisだ。

外に出てみると飛び出した個体も近くの岩壁にとまっている。興味深そうにこちらを見ていたが,そのうちに少し岩が窪んだところに移動。やがてもう一頭も戻ってきて、もとの洞窟に入っていった。


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