オオコウモリとタマネギの煮込み
隣の集落まで歩く。ササゴイが潮の引いた海岸にたたずむ。道沿いは椰子のプランテーションで、モリハッカがとまっている。コシジロアナツバメが飛びかう。30分ほどでついたWairikiという隣の集落には、小さなスーパーマーケット一軒と雑貨屋、洋服屋、小さな映画館があるだけで閑散としている。スナックの露天が出ていたので、カリン糖とドーナツとチキンカレー入りロティを買う。計1$60¢。集落入り口の川辺でおやつにする。上空をミナミチュウヒが飛ぶ。
夕方またホテル内のコロニーを見ていたら、ここのレストランでバンドをやっているという従業員が来て、オオコウモリを食べる話をしていく。タマネギと一緒に4時間煮込むそうだ。雄は大きく雌は小さい。また木にとまるときに左肩からとまるのが♂で、右肩からとまるのが♀だとも言う。ほんとかいな。ホテルのお客さんも次々集まってきてはわれわれの望遠レンズやビデオをのぞいていく。しかしどこでも地元の人とオオコウモリの話をすると、食べる話になることが多い。
17時半にコロニーの目の前にあるホテル付属のダイビングショップから、ボートが出ていく。波が荒くかなり揺れながら向こうのバヌアレブ島へ向かっていく。対岸にダイビングポイントがあるようだ。オオコウモリがパラパラと飛び始める。毛繕いするもの、喧嘩をするものなどモモタマナの木が騒がしくなり、一時間くらいかけて次々飛び立っていった。昼間ペリットのあったホテルの向かいの斜面のパパイヤを見に行ったら一頭とまっていた。
再びお隣のFirst Light Innのレストランで食事。Vegetable
chowmenは、中華麺に野菜を炒めたものを乗せて4$、
Steak and egg and daloはタロイモがなくて代わりに出てきたのは、キャッサバという食用バナナみたいな味の甘みのないしっかりとした歯ごたえのイモだった。5.5$。
夜9時ころ庭を歩くと、オオコウモリが一頭上空を横切った。ホテルの向かいでもオオコウモリの声がする。