クルーガー国立公園1 飛行場ロビーでコウモリを見る

 南アフリカは日本から遠い。成田発2016年7月27日18:35、4時間20分ほどで香港につき、乗り換えて13時間ほどの飛行でヨハネスブルグへ、現地時間で7月28日朝7:30。荷物はその先のスクスザというクルーガー国立公園内になる飛行場までのタグが付いているが、成田の南アフリカ航空のカウンターで聞いた話では、ヨハネスブルグでいったん受け取る必要があるそうだ。しかし荷物カウンターでいくらまってもでてこない。係員に聞くと、別のところにまとめて置いてあった。たぶんそのままにしておけばスククザに運んでくれたのではないだろうか。ともあれ大きな荷物をもって入国審査カウンターへいく。夕志はパスポートを見ただけですんなり通してくれたのに、啓子は両手4本の指紋と顔写真を撮られた。夕志のカウンターにはそんな機械もなかったのに、なぜだろう。

 目の前にあるチェックインカウンターへ行くと上だといわれる。上の階に行ってドアをでて商店街が並ぶ空港ビルにでると二人の人間が待ち構えていて、クスクザかと聞かれる。国内線のチェックインカウンターに案内してくれ、セキュリティゲートの入口までつれていってゲートはE5だと教えてくれ、500ランドを要求される。約3800円だ。ATMでお金を引き出したのだが、あいにく少額紙幣がないので2人で10ドルまで値切る。やはりアフリカだ。

 40分ほど飛行した後クルーガー国立公園内にあるスククザ空港に着陸。

 空港の建物の一部は草葺きだ。このロビーの草葺き屋根の内側に、ケンショウコウモリが50頭ほどねぐらをとっていた。まだ預けた荷物も受け取っていない。コウモリを見に行ってコウモリと出会った最速記録だ。真下には当然糞が落ちていて、人が通るし荷物がおいてあったりするのだが、誰も気にしていないようだ。



 こういう小さな空港のビルに入ると、通常は荷物受け取りカウンターが入口にあるものなのだが、見つからない。どこにも表示がないのでさんざんうろうろして、建物を通り抜けて滑走路とは逆側の入口をでたところに見つけて、無事荷物を受け取る。

 空港でレンタカーを借りて地図を購入して国立公園の入場許可をもらって、車で10分ほどのスククザキャンプに向かう。チェックインは午後2時からなのでとりあえずTake awayのお店でハンバーガーを買って河岸のベンチで食べる。

 レストランやテイクアウトのお店周辺にはセイキムクドリBreater Blue-eared Starling Lamprotornis chalybaeus がたくさん。

サイチョウは何種類かいるようだ。これはカンムリコサイチョウCrowned Hornbill Tockus alboterminatus


どことなくアメリカンロビンを思わせるマミジロツグミヒタキWhite-browed Robin-chat Cossypha heuglini


サンショクヒヨドリDark-capped bulbul Pycnonotus tricolor もキャンプ場内でたくさん見かける。


対岸に小さいカバHippopotamus amphibiusが一頭いた。

 14時にチェックインする。同じバンガローに連続3晩の予約はできなかったので、最初の1泊はホットプレートで自炊できる一泊1159ランドのバンガロー142号棟だ。自炊するつもりはないが。



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