移入種vs移入種

翌日10時頃、もういちどシェークスピア公園に行ってみた。

公園に接して軍の施設があり、鳥を見ていたら後ろでなにやらかけ声と足音がする。体格のいい男性が何十人か、訓練なのか走っているのだ。

私の耳には「エッサ、ホイサ」と聞こえたのだけど、当然英語のはずである。実際はなんといっているのだろう。運動部の高校生はよく「○○(学校名)ファイトー」とか、「イーチ、ニィ、イチ、ニ、サン、シ」といっていたけど。

インドクジャクとイエスズメのパン争奪戦駐車場周辺には、移入種のインドクジャクが、ギンカモメやイエスズメやセイケイとともにお客さんからのおやつを目当てに集まっている。

クジャクはおっとりとしていて、うまくパンをもらっても、イエスズメやギンカモメに奪われてしまっていたが、一度あまりしつこいイエスズメの翼を、クジャク雌がくちばしでつかんで振り回していた。つり上げられたイエスズメは「チューチュー」と叫んでいた。

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