18時30分頃から、大きいコウモリと中くらいのコウモリが飛ぶが、いつも止まるというパンノキに、今夜はちっとも落ち着いて止まってくれない。小さいコウモリも飛んだのでバットディテクターをつけてみたら、30KHZくらいにキュルキュルキュルという不思議な音が入った。CF音だろうか。
マータによれば、小さいコウモリも大きいコウモリもマンゴーやパンノキの実を食べるという。バナナの葉の中で寝ているコウモリもいて、これは珍しいという。
マータ自身の子供が4人とあと集まってきた近所の子供たちは、スティックの先に火薬を詰めたものにふたをして、地面に突き刺してパンという音を立てて遊んでいる。新年を祝うものだという。中国の爆竹のようなものか。竹に灯油を詰めて火をつけて爆発させるタイプのものもあるという。喋っているうちにボンという鈍い音がどこかでした。そらあれが、竹のやつだという。
結局ほとんどコウモリの姿を見られないうちにお迎えの時間が来て、ホテルのバンが姿を現した。マータの家までは踏みあとだけの集落の木々と家々の間をぬって車を走らせるのだが、真っ暗な中でよく道がわかるものだと感心する。
ちなみにわれわれが帰った後で、早速パンノキにオオコウモリがやってきたそうだ。