16 天国からの帰還

セイシェルオオコウモリ 1月4日、シンガポールへ立つ日。幸いにして昨夜からオーナー一家が帰ってきている。公衆電話の使い方がよくわからないので、留守を預かるお手伝いさんに、宿の電話を使わせてくれるように頼んだのだが拒否されてしまった。「あなたに使わせて良いかわからない。」と言ったと想像しているのだが、この人の英語はクレオール訛とおもわれる発音でよくわからず、今ひとつ意志の疎通に欠けて困っていたところだった。

 ということで電話を借りてレンタカー屋さんに車を取りに来てもらう。

 各ホテルを回る旅行会社のミニバスが8時半に迎えに来た。先客は一人だったのだが、次に行ったリゾートホテルでは15人ほど日本人ばかり乗り込んできた。ほとんど会わなかったけど、けっこう日本人がいたのだ。更にもう一つホテルを回って空港へ向かう。

 チェックイン終了してから時間があったので外に出てみると、空港の建物の屋根にセイシェルチョウゲンボウがとまっていた。足でおさえた獲物を引きちぎって食事中のようだ。

 機内への案内が15分遅れるとのアナウンスがあって、救急車が飛行機に横付けになった。シンガポールに運ばれる病人がいるらしい。結局30分以上遅れて飛行機が動き出し、オオコウモリと鳥の Nirvanaから飛び立った。

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