フルーツ天国

ランブータンは真っ赤な実龍眼、ランブータン、ドリアン、バナナ、マンゴスチンなど果物を売る露店がところどころにある。車を止めてランブータンを一束買ってみた。実をつけた枝が束ねてあって40個ほどで2.5リンギット。毎日せっせと食べても二人旅ではとうてい食べきれないので、半分で売ってくれないかと聞いてみたがダメだとのこと。まあ2.5リンギット(90円ほど)なら、しょうがないか。赤くて毛のようなものがもじゃもじゃ生えた、卵よりひとまわり小さい実を、両手でつかんで皮を手で捻ると、つるっと皮がむけ、白い果肉がでてくる。ライチーに似たさわやかな味だ。果肉と種子が離れにくいのが難点で種子まで噛んでしまうと少々渋い。しっかりアリがしがみついているのは、外にも甘い汁がしみ出しているのだろうか。

せっかくなら全種類のフルーツを試してみたいのだが、日本のように詰め合わせて売るという発想はないようだ。

平地はゴムのプランテーションも多いゴムのプランテーションも時々見かける。一列に植えられた白樺のような樹皮の木に、樹液最終バケツがくくりつけられている。


錫はマレーシアの特産品である。クラフトセンターというおみやげ屋さんの集まったところで、ROYAL SELANGORという錫製品の著名なブランドで、コウモリをデザインしたコップを見つけて購入。中国系デザインである。マレーシアで出会ったコウモリデザインはみな中国系であった。マレー系コウモリデザインというのはないのだろうか。

バッグを置こうとしたら・・・観光客など絶対に来そうにない、道沿いの簡易食堂に入る。従業員の女性は英語はいくつか単語がわかるだけのようだ。ナシゴレンとミーゴレンを注文したが、出てきたのはミーゴレン(焼きそば)が二つだった。隣の椅子にバッグを置こうとしたら、縞猫が熟睡していた。椅子をテーブルから引き出してもピクリともしない。ここも猫付きの食堂である。

ちょうどお祈りの時間のようで、どの集落を通ってもモスクのスピーカーからコーランが流れてくる。白い帽子をかぶった男性がバイクや車に乗って、モスクに集まってくる。白いガウンのような服を着ている人もいる。帽子は色つきもあるようだ。 

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