わくわく動物ツアー その1

 旅は個人旅行できままにいくのが好みなので、日本人向け動物ツアーは趣味ではないけれど、なにしろオーストラリアは初めて。あまり動物情報もないまま出かけているので、まずはツアーに参加して様子をみることにした。

 13時半すぎにマイクロバスが各ホテルからお客をピックアップしながらケアンズを出発。雨期らしくどんより曇った空である。雨が降らないことを祈る。ケアンズの南西にあるアサートン高原方面へと向かう。コアラを抱っこして写真を撮りたい人のために、途中でwoolshedという羊の毛刈りを実演する施設によっていく(ここにコアラも飼われている)。 
 熱帯多雨林の中の道を進む。着生シダや巨大イチジクの木の説明がある。途中のキュランダという観光地までは道沿いにロープウェイが通っていて、これも楽しそうだ。
乾燥地帯ではシロアリの塚が見られる やがてもっと乾燥した区域に入り、ユーカリ林が増えてきた。シロアリの塚があちこちに見られる。その一つに穴を開けて説明をする。草と土の混じった壁に穴がぽっかり空いて、中では驚いたシロアリが大慌てでふさごうとしている。樹上にも別のアリの巣がある。一面の牧場地帯を通過、マクドナルドの牧場もある。マンゴーなどの果樹園やコーヒー園、エビ飼育場もある。

ロックワラビー  マレーバという小さな集落を通り過ぎたあたりのキャンプ場に、ロックワラビーの餌付け場所がある。参加者が一列に並んで岩の上に座って、手の上に押し麦の餌を出して待つと、ロックワラビーがやってきて、一人一人の手から順番に餌を食べていく。袋から赤ちゃんがのぞいているものもいてかわいい。おもわずワラビーに触る人が続出するが、ガイドから触らないように、立たないようにetc、注意がある。
 出発前にトイレに寄っている間に、大雨が降ってきてずぶぬれになった。未舗装の道がみるみる川のようになる。

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