9 バリバリ岩

 詳しいしくみは忘れたが、南大東島を支えている地層にはひずみがあって、島を南北に引き裂く力が働いているらしい。それで高さ数mの巨大な岩(岩盤?)の真ん中に南北に亀裂が入っていて幅1m−数mの細長い空間ができている場所がある。島ではバリバリ岩と呼ばれている。

バリバリ岩の間から天をのぞむ サトウキビ畑の脇の道を歩くとバリバリ岩の表示がある。藪を少し入ったところに大きな岩が二つに裂けて細いじめじめした道が通っていた。どんどん進むと洞くつ状になっている。下りで階段状に道が切ってあるが足元が滑る。ずーっと下っていくと再び天井が開け大きな岩の隙間に入る。両側は高さ数mの岩の壁でタニワタリがあちこちに生えている。最後は行き止まりになっていて終点なのだが、終点近くになぜか大きなヤシの木が一本生えていて、岩壁の頂上近くまで延びている 
バリバリ岩の間から天をのぞいたようす。→

前のページへ / 次のページへ

 南大東島の近況 目次へ戻る