クルーガー国立公園11 香港空港を走る

  帰りはダーバンからヨハネスブルグへでて、ヨハネスブルグからは香港へ飛ぶ。このSA286が2時間近く出発が遅れて、香港空港に着いたのは、現地時間の14時30分ちょっと前、まさに乗り継ぎの香港羽田便SA7134が出発する時間だ。当然乗れないので、出口で待っていたSAの担当者の案内で羽田便の乗るはずだった10人は、2時間後くらいにでるキャセイ航空のCX542の手続きをする。預けた荷物の手続きもあるのでなかなか時間がかかり、おまけに荷物は間に合わないかもしれないと言われる。

 乗組員用のX線ゲートを使わせてもらって待たずに通れたにもかかわらず、手荷物に液体を持ち込んでいたりしてバッグをチェックされる人が何人かいて、更に遅れ、最後はゲートまで走る羽目になった。香港空港は広く、われわれの乗る飛行機のゲートは空港内の電車を使っていった先にとまっている。温和しく担当者のあとを着いていく日本人だけではないので、、「急いで急いで」といってもなかなか急ごうとしないお客さんもいて、最後は文字通り空港の廊下を走る羽目になった。走るのに向いてない体型の方もいたので、夕志は手荷物を一部持ってあげる。やっとゲートに着いたのは16時。16時25分発のCX542の搭乗がほとんど終わるところだった。なんとか滑り込みセーフ。大人になってからは、ジム以外で「走る」というのはそうそうない。

 結局羽田で無事荷物を受け取ることができた。われわれとしては、あとはうちに帰るだけだし、緊急に必要なものもないので、航空会社の負担で翌日宅配便で送ってもらった方が嬉しかったのだけど、まあ旅行中の人にはよかった。

 家に着いたのは12時を回っていた。今日でキャットシッターさんとの契約は終わりなのだが、うちの猫は慌てるようすもなく、のびをしていた。



おまけ ダーバン空港のトイレには男女ともこういうものが置いてある。政府が配っているらしい。


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