ロープウェイからロープウェイ

島の北西部には、なかなかいい熱帯雨林がある。ホテルからしばしばヒヨケザルが 見られるダタイホテルやアンダマンホテルのちょうど裏側だ。

その森の南側にマチンチャン山という標高709mの山があり、頂上まで登るロープウェイ(ケーブルカーと書いてあったが)がある。オリエンタルヴィレッジというホテルとおみやげ屋さんの集合体に出発駅がある。スキー場にあるような小さな6人乗りのゴンドラ風が次々来る。1人15リンギット。

(右画像はロープウェイから海側を見下ろしたところ。画面中央よりちょっと右下の建物群が出発駅とその周辺のショッピングセンター街)
けっこう高いところを通るし、風のある日だったのでゆらゆら揺れて迫力がある。少々霞がかかっていたが、海までの景色がきれいに見え、展望も素晴らしい。

ロープウェイから見た7滝SEVEN WELLSという滝がロープウェイの中からよく見える。滝上で水遊びをしている人がいるのも見える。上からオオコウモリが見られたら楽しいのではないかと思ったのだが、それはかなわなかったけど、上から眺める熱帯樹林の樹冠風景は、一見の価値がある。

頂上駅途中かなりの傾斜になっているところがあるのだが、下りは特に迫力がある。ゆっくりではあるが、気分はローラーコースター。アメリカンサモアのパゴパゴ湾を横切るロープウェイのケーブルを、頂上駅から見下ろしたときと同じような景色だ。あのロープウェイはわれわれが訪れたときはすでに廃止されていて、廃墟の駅と、湾を横断するケーブルしかなかったけど。

右画像は頂上駅

前のページ次のページ

ランカウイ再び −− 津波のあとに の表紙に戻る

世界オオコウモリ紀行の表紙へ