わくわく動物ツアー その2

  さて、またマイクロバスに乗って乾燥した森林地帯を通る。このあたりはピーナツの産地なので、町中がピーナツっぽい匂いがする。なぜか千葉県の野田市や流山市を連想した(あちらは醤油の匂いだが・・)。マカデミアナッツもたくさん栽培されている。マカデミアナッツはもともとオーストラリアのもので、ハワイなどでおみやげで売られているのも、オーストラリア産が多いとのこと。

 オオコウモリは見られるかと夫が聞いたせいもあってか、途中のTolgaというところでちょっと脇道に入って、メガネオオコウモリのコロニーを観察する。雨が降っているので車の中から見ただけだったが、木にたくさんのメガネオオコウモリがぶら下がっているのが見える。ガイドは「オオコウモリはかわいいけれど、逆さまのままおしっこやウンチをするから、ほんどは汚いんだ。」と説明する。ほんとは翼の前縁部にある親指の爪で枝をつかんで、ちゃんとお尻を下にしてするのに・・・。その場で知ったかぶりをするのもためらわれて黙っていたけど、これからもあの人はお客さんにそう説明するのだろう。

カモノハシを見た川 車は私有地に入り、アサートンテーブルランドの真ん中にある大きなダムTinaroo Falls Damに近づく。このダムにつながる川の一つでカモノハシを観察するのだ。雨が降っているが合羽を借りて全員車から降りる。「カモノハシって何だっけ、魚だっけ。」(えっ)「カモノハシって子どもを生むんだっけ(ええと・・・)、何かと何かの中間の動物だって学校で習ったのよね。」などという会話が参加者の中から聞こえる。
 かなり広くて流れの速い水量のある川が、大きくカーブするあたりでしばらく待つ。向こう岸の近くに、時々カモノハシが浮き上がってくる。シルエットが水面にちょっと見えたかと思うと、すぐに背中を丸めてもぐってしまう。17時20分から17時50分まで見ていて、頭からしっぽまではっきりよく見えたのは、一回だけだった。

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