あこがれのシロヘラコウモリ

 6月4日敷地内に花が多くハチドリがあちこちでホバリングしている。緑のインコやKeel-billed Tucanも10羽ほどやってくる。Variegated Squirrelというリスもいる。

 橋を渡ってCeiba Trailへ。スタッフ2人に出会い、その片方の人がトレイルにとぐろを巻いているTamagaという毒ヘビを見せてくれる。トレイルをあるいていると時々頭上の木や脇の植物などにピンクのリボンを見かけるが、トレイル上に危険な動物がいたときは、追いはらわずにピンクのリボンで印をつけて通る人の注意を喚起するそうだ。道ばたにたれさがった枝についている大きな黒い毛虫にも印がついていた。

バナナの葉の裏でねぐらをとるシロヘラコウモリ10頭 このスタッフはスペイン語しか通じないようなので、コウモリの図鑑でシロヘラコウモリを示すと、吊り橋の途中から階段でおりていく中州に案内してくれた。中州とはいってもかなり大きく熱帯雨林が発達してトレイルが通っている。そのトレイルに伸びたバナナの葉の裏に10頭のシロヘラコウモリが固まってぶら下がっている。手真似で聞いたらフラッシュはつかわないようにというので尊重して使わずに撮影する。この方が真っ白が保護色であるというのがわかるのではないだろうか。
 午後もう一度行ってみたが10頭のシロヘラコウモリはあいかわらず静かに寝ていた。ツアーのグループが葉の裏を覗いていったが、平気なようだ。

ハキリアリの道森の中はハキリアリがたくさんいる。巣穴への通路は絵に描いたようにきれいな通り道にして葉をかついだ働きアリが流れていく。

道に落ち葉などが落ちるとそうじをする個体もいる。葉にのっているヒッチハイカーもいる。

 この日は夜の有料ツアーに参加する。
 夜7時半ロッジ前に集合。ガイドは植物の調査とあちこちで自然ガイドをして3人の子供を養っているというヘラルドさん。今は花が咲いてないがコウモリが花粉媒介するという胡椒の仲間の植物を教えてもらう。吊り橋を渡ってトレイルに行く。ファーダランドという毒ヘビがトレイルにとぐろを巻いていた。ガマグチヨタカが擬態している。チン、チンという金属的な大きな声を出すカエルもいた。声は大きいけど姿はなかなか見つからないそうだ。ロッジに戻ってみると庭でコウモリの捕獲をしている。顔に白線があるオオシマサシオコウモリがいた。テントコウモリ、アレンタンビヘラコウモリもいる。ツアーは夜10時頃終了

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