操縦室はのんびり

 8月17日朝5時40分、オオコウモリはモモタマナの木に帰ってきている。デイゴにも5頭いる。海の上を飛んでいくやつもいる。6時すぎるとハナレインコやモリハッカがやってくる。そろそろ交代時間だ。大部分のオオコウモリは帰っていく。海の向こうのバヌアレブ島に飛んでいくやつもいる。7時頃まで最後に残ったのは若い雌と思われる昨日と同じ一頭。目の周りの眼鏡模様が薄いのが特徴だ。

空港ロビー 今日は朝ご飯をホテルで食べて8時過ぎにチェックアウトし、8時55分に空港に着く。サンエアーにチェックインして手荷物と体重を測定する。9時20分空港の売店が開いた。ロティやサモサなどのスナックを売っている。白いベールをした年輩の女性を一家で送りにきたらしいインド系の子供たちが群がる。

緊急車両 9時30分もう一つの航空会社エアフィジーの飛行機が降り立つ。パイロットが一人降りてきて、空港売店でロティを買って食べながら飛行機に戻っていった。9時40分エアーフィジー離陸。われわれの飛行機は9時45分発の予定のはずだが、やってきたのが50分だった。毎回飛行機が着陸体制に入るたびに、消火器を積んだ緊急自動車のトラックが隣の車庫から前進して待機し、飛行機が無事着陸するとバックで車庫に引っ込む。(右の画像は待機しているところ)

乗客の荷物、一番右はタロイモの袋 タロイモの大袋を2つ持ち込んだ人がいたが、一つは乗せ切れないのか事務所に留め置きになった。
窓から飛行機は空いている。隣のバヌアレブ島の上空は雲に覆われ飛行機が揺れる。10時30分そのバヌアレブ島のラバサに止まる。ここでずいぶん乗り込んできてほとんど満席となる。次は首都や国際空港のあるビチレブ島へ向かう。操縦室との間のドアが開けっ放しなのでふとみると、一人のパイロットはなんと新聞を広げて読んでいた。バナナも食べている。水平飛行中は暇だろうけど、前方くらい見てなくていいのだろうか。なんとものんびりしたものだ。11時30分ナンディ空港に着陸。

飛んでいるときも操縦席との境は開けっ放し

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