クルーガー国立公園4 鳥と動物  

 翌朝7月29日、バンガローのテラスに小コウモリの糞が落ちていた。ナイトルーストになっているのかもしれない。夜中にのぞいてみればよかった。電気ヒーターのないバンガロー棟の並ぶところには、キャンプキッチン棟がところどころにあるのだが、その一つにも小コウモリの糞が落ちているのに気がついた。草葺き屋根と木の梁のあいだに隙間があるようだ。

 ちょうど朝のツアーが終わったところらしくて、Take awayのお店は混んでいる。昨日売店でサンドイッチを見たのだが、あいにく今朝はそれもない。飛行機内でもらったおやつで朝ごはんはすますことにした。

 今日はバンガローを移動しなくてはならないので、9:50にチェックアウト。次のチェックイン14時まで荷物はすべて車の中だ。

 受付の周りはアロエやサボテンが植えられていて、花にシロハラタイヨウチョウWhite-bellied sunbird Cinnyris talatalaが蜜を吸いに訪れている。

アフリカズキンコウライウグイスBlack-headed oriole Oriolus larvatusも来る。

顔が黄色いのは花粉まみれだから。

花に来たハチを狙ってシロビタイハチクイWhite-fronted Bee-eater Merops bullockoidesも盛んに来る。空にはアマツバメとツバメが飛び交う。

 キャンプ場の中を少し歩いて見る。南アフリカはキャンピングカーでの旅をする人もけっこういるようで、キャンプサイトもある。キャンプサイトの脇にあるプールにイチジクの仲間の木が一本あり、幹にコウモリかと思われる囓りかけの実があった。ペリットのようなものも落ちている。

 サービー川のほとりに沿ってドライブする。川辺にはカバ、アフリカスイギュウSyncerus cafferやナイルワニCrocodylus niloticusがいる。

14頭のアフリカゾウの群れが水を飲んでいる。

インパラAepyceros melampusの群れにもあちこちで出会う。川にはナイルワニCrocodylus niloticusもいる。





 横腹に点線が入ったシカも時々見かける。ブッシュバックTragelaphus scriptusといってレイヨウの仲間だ。

 サバンナシマウマEquus burchelliの群れとも出会った。



 15時過ぎに本日のバンガロー41番にチェックイン。こちらはコンロはないけれど鍋、食器は揃っているので、キャンプキッチンを使えば自炊可能だ。一泊あたり1064ランド。ここに2泊する。

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