ムル国立公園 5 ディアケイブ+ラングケイブツアー

 今日14時半からのディアケイブ・ラングケイブツアーに参加。ガイドはシェキアさん、参加者は9人。歩き始めてすぐにボードウォークのバナナの若い巻いた葉をのぞくと、コウモリがいた。Wooly batだという。

ボードウォーク沿いの木の幹にはビワハゴロモの仲間Fulgora basinigraがいた。英語ではLantern Bug というらしいが、提灯をつけたら似合いそうな昆虫界のアンコウ。ボードウォークの手すりの毛虫やヤスデを観察しながら進んでいくと雨が降り始めたので、合羽を出したり傘を差したりしながら後半はほとんど観察せずにひたすら歩いて15時半にコウモリ観察台についた。

 既に観察台にいた14時発のグループと思われる人たちを先に行かせてからいよいよ洞窟に入る。最初は手前のラングケイブへ入る。小さいけれど鍾乳石や石筍がきれいな洞窟だ。こういった鍾乳石にはフラッシュを使って写真撮影はしてもいいけれど、動物(コウモリやツバメ)にはフラッシュをつかわないようにとのこと。ディアケイブはベトナムのソンドン洞に次いで世界で2番目に通路部分が大きいという巨大な洞窟だ。確かに見事な空間ではるか遠くに見える天井にびっしりコウモリがいるが、黒っぽい塊としか見えない。地面には一面にグアノが落ちていてゴキブリなどがたくさんいる。またアマツバメの仲間もたくさんいるようだ。1羽弱ったのが洞窟内の通路に落ちていた。洞窟中程までをめぐる通路があり、ゆっくり回って外に出たのが17時30頃。外の観察台に戻ってあとは出巣するのを待つ。ツアーはここで自由解散である。ツアーは1人35ドル。

 出巣は17時52分から、昨日よりずっとたくさんでた。うねうねとして長く空に上がっていく大きなグループの出巣も見られた。18時15分頃まで次々とみられる。ピークを過ぎるとお客さんは次々と帰っていく。西の空が明るくなって洞窟の上の崖に夕陽がしばらく当たる。空は昨日も今日もびっしり雲に覆われているのだが、少し切れ目ができて青空も見られた。


 

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