このまま川底を戻るとマータの村へ歩いていけるというので、運転手には車を回しておいてもらう。しばらく行くとバナナの葉の裏に小さなコウモリがへばりついている。低い崖の上で、川底からは少々あるし、暗いので見づらい。夫だけ崖を上って撮影に行ったが、飛んでしまった。とまっているときはしっかり固まっていて何頭いるのだかよくわからなかったのだが、４−５頭いたようだ。
このあたりにはコウモリは４種類いるという。このバナナの葉の裏にいたのとルーセットとの中間の大きさのがもう一種いて、枯れたバナナなの葉の下にいるけど、隠れていて見つけるのは難しいという。どれも果実食だという。しかし先ほど見たバナナの裏のは、昆虫食のクロサシオコウモリ Emballonura nigrescens だと思う。
再びバナナの葉の裏にクロサシオコウモリが４頭いる。今度はじっくり撮影できた。
最後はマータの村へとけっこう険しい土手を上る。マータはスカートにビーチサンダル。男性陣は裸足の人もいる。ここらの男性は皆、椰子の葉で編んだぺたんこのバッグをもっているが、いつの間に摘んだのか草の葉が入っている人もいる。