シングリッシュは難しい

ウビン島の風景 時々行き会うのは、歌など歌いながら真面目に青春しているという雰囲気の中国系の高校生か中学生くらいの小集団。10人ずつくらいの学生に、NDCCというポロシャツをきたトレイナーが一人ついている。サマーキャンプ?かな。日本の高校生を見慣れている目からは、ひと昔まえの古き良き時代の学生という雰囲気だった。頭が良さそうに見えるのは、真面目な格好をしてるからだろうか

 先ほどのビーチより一つ東にある、もう一つmaman bearchに出た。ここにはトイレなどの設備があるので、一休み。マレーシアが目の前に見える。ビーチを先に更に少し歩くと、いきなり大きな鳥が2羽飛びだして、すぐ森の中に入っていった。フクロウだ。Fish owlのようだったが、その後は姿を見せてくれなかった。「プォウ」という大きな声と「ウォッウォッ」というシマフクロウ系の鳴き声は、このFish owlの声だろうか。

 4時近くなってきたので、船着き場の方へ戻ることにした。にわかに空が曇ってきて雷が聞こえる。途中に教師風の人が立っていて、学生集団を「早く早く」とでもいうようにせき立てている。

 向こうからやって来た中国系の若いカップルの女性が、私の方に向かってまっすぐ歩いてきて"Excuse me"と言った後、ペラペラと喋り始めた。これが全く一言も聞き取れない。ここの人の英語はリズムが完全に中国語になっているせいか、中国語か英語かさえ見当がつかないことがある。タイトルはシングリッシュとしたけど、われわれは中国系に見えるから、中国語で話しかけた可能性もある。(セイシェルでもアメリカンサモアでも中国系のお店に入ったら、中国語で話しかけられたし)しかし、状況から言って、道を尋ねていると思われるので、地図を出して、現在地点を示して、何処に行きたいか指さしてもらい、手真似と英語で教えるとなにやら通じたようだ。


 4:30船着き場の周辺までたどり着く。ムラサキサギが上空を飛んでいった。

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