サイチョウ当たりの日とはずれの日

攻撃的な肉食アリがいる2005年元旦

散歩に行ったとき木陰に腰を下ろして両手を地面についていたら、赤いアリに噛みつかれた。手を振りまわしても顎だけでしっかり噛みついて、ぶら下がり、なかなか離れない。

このアリ、夜は明かりに集まってくる虫を待ち伏せしては飛びかかって押さえ込んで、弱った頃にバラバラにして運ぶのだが、つかまった虫の気持ちがわかる。すごい力の顎である。イテテテテ

夕方ラヤ山にいく。シュワシュワシュワと機械の調子が悪くてとまるときのような音を出す蝉があちこちで鳴いている。

おいしそうに実をつけたイチジクの仲間があちこちに見られ、ペリットと何かの糞があったので見ていたら、夫がムササビのようなものを見たらしい。Giant flying squirrelかな。

18時40分、尾島さんがツアーのお客さんを連れて通りかかった。ちょうどこの時間、このあたりで、サイチョウがいつも見られると言っていたのは尾島さんだが、今日はあまり飛ばないようだ。

1月2日、風が少々強い。お隣のセルフサービス食堂では埃が入らないように、おかずのショーケースのふたを閉めていた。我々がおかずを選んでいる間にも、街路樹のモクマオウの葉が入ってしまう。

宿周辺はナンヨウショウビン、ヤマショウビン、アオショウビン、ハチクイ、シマアカモズ、シキチョウ(白黒のきれいな鳥です)、インドトサカゲリ、アカガシラサギなどけっこうバードウォッチングが楽しめる。ラヤ山に行くとズアカミユビゲラという大きめの三角頭をしたキツツキがいた。

ちび黒サンボと名付けたシロマブタザルこの島には3種類サルがいるが(カニクイザル、ヒヨケザル、シロマブタザル)今日はいつも恥ずかしがり屋で、カメラを向けると逃げていくシロマブタザルがよく見られた。

目の周りと口の周りが白い、黒いサルで、昔ちびくろさんぼという童話があったが、あの主人公を思い出す。

カニクイザルは、イルシャドさんによれば、昼間木の幹にへばりついて木化けしているヒヨケザルを食べることがあるそうだ

18時15分、今日はよくサイチョウが飛ぶ。

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