南のオオコウモリ島
12月30日朝、前回と同じ、島の南にある船着き場から出発、10時ちょっと前にオオコウモリの島Plau
lalangにつく。
潮が大きく引いているので、いつもよりずっと西側の岩浜で下ろされる。ジャングルへの入り口はすぐそこではあるが、撮影機材をもって滑る岩の上を歩くのは、ちょっと大変だった。
地面が乾いているのは、雨が降ってないからだろう。空気も8月に来たときよりは乾燥している。木々は少し葉を落としてるが、ジャングルの中はけっこう繁っていて、あまりオオコウモリが見やすいとはいえない。
ざっと見回したところヒメオオコウモリは100頭以上、ジャワオオコウモリは奥の木の高いところに20頭くらいかたまっている。見えないところにもっといっぱいいるような気がする。ヒメオオコウモリは赤ちゃんを抱っこした個体が3頭以上はいる。
コロニーの木の真下にはいると、ヒメオオコウモリは神経質なのか大騒ぎして飛び立ち、周囲をしばらく旋回する。しばらくすると落ち着いてきて真上の木にとまる。ときどき上からフンが落ちてきて荷物にかかる。若い個体は好奇心が強いのか、まるで我々の様子をうかがうかのようにすぐ近くにとまる。
帰りのお迎えは13時の約束だが、ボートが来たのは13時20分だった。もう、まあ許容範囲か。今回は携帯を持っているので、どのくらいたったら、助けを求めるべきか考えているところだったが。