モズガラスの闘い

モズガラス 1月2日、今日でデインツリーを去る。

 朝5時20分、レッドミルハウスの周辺が騒がしい。昨日よりたくさんのオオコウモリが帰ってきた。ねぐらは完全にレッドミルハウスの近くの川沿いの木立に移動したようだ。
 5時32分、もとのねぐらの方から次々に大群が来て、頭上を旋回する。周囲は大騒ぎ。
 5時45分、かなり明るくなってきて、鳥が飛び始める。オオコウモリは相変わらず大騒ぎ。
 5時50分、だいぶ飛ぶのが少なくなってきた。
 6時、座席決めが終わったようで、ほとんど飛ぶものはいなくなった。まだ結構騒がしいがボリュームが下がってきた。
 6時50分デインツリー川の向こう岸の林で、ガマグチヨタカ1羽がモズガラス2羽に体当たりされたりしていじめられている。ガマグチヨタカもさかんに大きな口を開けて威嚇して反撃している。しばらくしてモズガラスはあきらめたのか飽きたのか行ってしまった。
 ところが7時20分、反対側の岸辺の木でモズガラスが4−5羽で木の中にいる何かを代わる代わる攻撃している。双眼鏡でのぞいてみるとどうやら木の枝に、Green tree snakeがいるようだ。モズガラスがガーガーガーとカラスのように鳴きながらヘビの巻き付いている枝に1羽ずつ突進すると、体を木に巻き付けたヘビの上半身がぐわっと反撃に出てくる。モズガラスはうまく交わして次の奴と選手交代。10分以上も攻防が続く。今日は最後の朝で、いろいろとやることがあるので、結果は最後まで見られなかったが、どちらが勝ったのだろう。

 今日はBig breakfastを一人前だけ頼む。ブラウンマッシュルームの焼いたのがついている。始めて今までと違うメニューが出た。
 記念にオーナー夫妻の写真をテラスで撮らせてもらう。なかなか様になるお二人である。フロントの後ろにある、昔デインツリーに住んでいた女性画家の作品だというオオコウモリの絵がうらやましかった。

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