アサトンテーブルランドへ

 ワイパーが壊れたままなので、ケアンズのハーツレンタカーの営業所へ寄っていく。アマツバメが飛び今にも雨が降りそうな曇り空なので心配したが、何とか降られずにたどり着いた。整備の人がヒューズをチェックしてくれたが、直らないので、車を取り替えることになった。トヨタカムリからフォードへ。他の営業所から車を取り寄せたり、荷物を全部入れ換えるのに1時間ほどかかってしまった。

 アサトンテーブルランドの入口の街キュランダは、ケアンズ周辺の日本人向け観光地として有名だ。おみやげやの立ち並ぶマーケットをのぞき、ちょうどお昼時なので食事をしていく。
 夜の動物園というのがあったので入ってみた。暗い通路が延々と地下?階まで降りていくようになっていて(たぶんこの建物が斜面に建っているのかと思う)エキドナやポッサム、モモンガの他オーストラリアに生息する4種のオオコウモリ属がこの巨大暗室の底にいた。ちょうど餌やりの時間で、女性の係員が餌をやりながら動物の説明をしていた。この動物園のシンボルマークはオオコウモリらしい。ワッペンがあったので買おうとしたら、お金はいらないと言われた。

 アサトンテーブルランドは、熱帯雨林と乾燥地帯が両方入り交じっている。乾燥したユーカリ林にはカンガルーに注意の看板が立っている。農場地帯が続くが、For saleの看板が結構あちこちに立っている。

 ところで、ここはケアンズに来て一番最初に行った動物ツアーのコースでもある。その時に見せてもらったメガネオオコウモリのコロニーへよってみた。午後3時、まだ暑い。パタパタと翼で体を扇いでいるコウモリが多い。子どもを抱えたお母さんコウモリがいたので望遠鏡で見ると、耳や翼に何匹も蚊が止まっているのが見えた。赤ちゃんをしっかり翼で抱え込んでいるので、追い払えないのだろうか。とすると他のオオコウモリが翼で体を扇いでいるのは蚊よけの意味もあるのかもしれない。
 近くの木立ではキバタンという白いオウムがたくさん群れていた。

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