水辺に面した木の又にガマグチヨタカのお碗型の巣がある。薄目を開けて銅像のようにじっと座った親鳥の背中から子どもが一羽顔をのぞかせている。
ツカツクリが地面を蹴って巣を作っている。
川幅は更に狭くなり浅瀬を避けるため右へ左へと船を蛇行させるので、枝が張りだしているところでは、頭をひっこめる。小さな橋をくぐって少々行ったところでUターン。
再びオオコウモリのコロニーをゆっくりと通過。あいかわらず賑やか。
イリエワニが一匹、川の畔でひなたぼっこをしている。尾が半分水につかっているが体長2mくらいありそうだ。大きいものは4m以上、40年前には北部のヨーク岬には8mを越えるやつがいたという伝説があるから、こいつはほんのひよっこである。とはいってもボートの縁には来て欲しくない。
更に進むと岸辺の砂の上に2.5mほどのイリエワニがもう一頭ひなたぼっこをしていた。船を近づけてくれたのでみんなさかんに写真を撮る。しばらくするとゆっくりと川の中に降りていった。
船着き場まで戻る途中White-breasted Sea-Eagleという白い大きな美しい鷲が飛んだ。アメリカ人のお客さんに「ハクトウワシと同じ属だ。」と説明していた。
ということで一人30$で、たっぷり2時間半のクルーズは大満足。こちらに行く機会のある方はぜひどうぞ。ただしクリスさんが休暇をとっているときは中止ですから事前にメールで連絡をとることをお薦めします。クルーズのwebもあります。