ベジマイトの朝

レッドミルハウスの朝食 宿に帰って朝食、シリアルとオレンジジュースとミルクと果物の盛り合わせが出る。インスタントコーヒーと紅茶はセルフサービスで常に飲めるようになっている。この他にCooked breakfastを食べるかどうか毎朝聞かれるが、ベーコンとソーセージと焼いたトマトと卵料理で、いつも同じメニューである。結構ボリュームがあるので三日目から私はCooked breakfastは断った。

 オーストラリアといえばベジマイト。話には聞いていたがビール酵母からつくったオーストラリアの国民的食べ物である。一見チョコレートクリームに似ているが、酵母独特の匂いがあり、かなりしょっぱい。日本ではクリームチーズの会社として知られているクラフト社の商品である。(画像右奥に見える黄色い蓋の瓶)オーストラリア人はこれをバターと共にトーストに塗って食べる。オーストラリアに旅行に行った人たちからは、事前に「まずい」と聞かされていたが、同じくビール酵母から作った栄養剤エビオスの好きな私にとっては、そんなにひどいものとは感じなかった。オーストラリア人を始め他の国の人からは「納豆みたいなものだ」と言わたが、慣れを必要とすることはたしかだが、発酵しているとはいえ納豆の味や匂いとはだいぶ異なる。かなりしょっぱく、トーストが茶色く見えるほど塗っていたオーストラリア人もいたが、ほんの少しで十分である。
 後ほどケアンズに戻ってから泊まったモーテルで、朝食のテーブルに小さなベジマイトのパックがあったので、一つ日本に持って帰った。我が家の猫はエビオスが好きなのだが、案の定ベジマイトも好きだった。

 朝食が終わった頃にクリスさんが来て、われわれに先ほどのメガネオオコウモリの場所を地図で示してくれたり、ロビンソンテングフルーツコウモリの声が入ったCDをかけて、夜や明け方にこの声が聞こえたら捜すようにと教えてくれた。また昨日見た小コウモリはヤウイというキタオヒキコウモリの可能性があるらしい。ここからデインツリー川を越えて北に向かったケープトリュビュレーションというところに、Bat Houseといって保護と普及のためにオオコウモリに関する記事やグッズや本物のオオコウモリを見てもらう施設があるのだが(これも日本からインターネットで見つけた)、ここの主に電話しておいたから、ぜひ尋ねるようにと言う。

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