会議終了翌日の8月9日に街中にあるバジェットレンタカーのお店まで歩いて行く。車を借りて宿をチェックアウトして出発。念のためにJohn Egan
Parkに立ち寄ったが、メガネオオコウモリはいなかった。
海沿いを100kmほど北上して、Daintree Crocodylusという21エーカーの熱帯雨林の敷地にあるワイルドな雰囲気のロッジに到着。入り口にはメガネオオコウモリ30頭+の小さなコロニーがあった。夕方18時頃になると毎晩飛び立っていった。

滞在したジャングルハットばれる棟は高床式で壁は防水布、電源コンセントは無し、扇風機はあるけれどエアコンはなし、wifiもなし、あるのは蚊帳つきのベッドと鞄などを置くベンチのみというシンプルなロッジで、二部屋が一棟になっていて、われわれは奥の部屋だったが手前の部屋だとバルコニーを通る奥のお客さんの足音やすぐ外の砂利道の足音が響くのではないかと思う。虫、鳥、動物の鳴き声が絶えず聞こえる。トイレ、シャワーは部屋にはついてないけれど、バルコニーの階段を降りて10mほどのすぐ目の前にある。ドアは網戸がはまっていて電気をつけると外から見える鍵はない。幸いにしてわれわれは2部屋一棟の奥の部屋だったから目の前を通る人はいないが。、シーツやリネン類・タオル類は用意されている。自炊用台所と営業時間の限られたカフェのある共用エリアにはwifiと充電ステーションがある。お皿やカトラリーのセットも貸してくれる。シャワー利用は午前7時~12時、午後5時~10時に時間制限あり、部屋も充電ステーションも正午~午後5時午後10時半~朝7時には電気が使えない。
このDaintree Crocodylusに3泊滞在した。
宿の入り口の向かいは大きな牧場で、アマサギBubulcus coromandusやキバタンCacatua galeritaがたくさん採餌している。アマツバメの仲間が上空を飛ぶ。ワープーアオバトPtillinopus magnificusの声も聞こえる。
25kmほど北のケープトリビュレーションにあるCape Tribulation Tropical Research StationのディレクターHughさんに19年ぶりで会議であったのだが、そのときに会議後こちらの方に泊まるので、Hughさんのところも訪れるという話をしてある。19年前とあたりはすっかり変わって、実は一回目は目の前までいったのに入り口がわからずにたどり着けないて引き返したら、Hughさんがメールで正確な位置を教えてくれた。目の前にはTurtle
Rock Cafeほかいくつかのお店があって、にぎやかな観光地だが、このカフェの向かいのメイン道路沿いにメガネオオコウモリのコロニーがある。Hughさんのポスター発表を聞くと、熱帯雨林の中にもオオコウモリのコロニーはあるようだけど、こういうにぎやかなところが好きなコロニーもけっこういるようだ。以前は施設の一環としてBat Houseという一般向けの啓蒙施設があって、入り口がわかりやすくなっていたのだが、現在クイーンズランド州に営業を禁止されたということで、メイン道路からの入り口が目立たなくなっている。自然に帰せない傷病オオコウモリを教育用に見せているのはBat
Hospitalなどでも同じだが、ここはお客さんが直接オオコウモリとふれあえるようになっていたのが、まずかったのではないだろうか。1987年にBat
Houseなどの施設をたてたときは草地だったのを、少しずつ植生回復して林にしていたが、今では熱帯雨林が発達して、太陽発電がうまく働かないくらい繁っている。保護飼育中のメガネオオコウモリを2頭見せてもらった。
19年前のバットハウス↓

Daintree Crocodylusには有料でナイトウォークが毎晩ある。参加しなかったが、木の上をライトで照らしているのをよく見かけたので、フクロウの仲間もいろいろと見られそうだ。われわれもヒメススイロメンフクロウTyto multipunctataを見つけた。
宿の近くで道路下の排水路をのぞいたら、ミナミキクガシラコウモリRhinolophus megaphyllusがいた。写真を撮っていたらすぐ後ろをヒクイドリCasuarius casuariusが通っていったのでびっくり。