ゴアガジャ(象の洞窟)とアラスカダトン

 1月20日、ホテルには洗濯機がないようなので、目の前の洗濯やさんにTシャツ2枚ととズボンを3着出す。下着は洗面所で洗って部屋に干したが、パンツ(1100ルピア)や靴下(1200ルピア)まで洗濯やさんに出す人もけっこういるようだ。洗濯代は合計13000ルピア。その日の夜には受け取れる。

 お昼から再び尾島さんアキさんとでかける。今度は個人ツアーだ。

 まず最初にゴアガジャへ。ここはお寺であり遺跡であるとともに観光地でもあって駐車場には売店が建ち並んでいる。コウモリがいそうな洞窟は、草や木の茂る小道を進んだ奥の、小さな洞窟のようだ。ここまで来る観光客はいない。洞窟に入っていくと一番奥にコアラコウモリが一頭いた。あいにく大きな懐中電灯を持ってきていなかったので、写真はうまく撮れなかった。
 敷地内のヤシの木の裏には、やはりコイヌガオフルーツコウモリの仲間がいた。

 今日の目的は、タバナンという地域にある、アラスカダトンことAlas Kedaton(ケダトンの森)。偶然バリ倶楽部の運転手、グスティさんの家のすぐそばだということで、場所を説明する必要もなかった。一人1万ルピアの入場料を払うとグループに女性ガイドさんが一人つく。ガイドさんの制服にはコウモリのマークがあった。

ここはお寺の本体は観光客は入れないようで、周囲の森との境界にある歩道をぐるっとまわりながらサルに餌をやるところのようだ。日本からのツアーもあるようで、途中でJTBのバッジを付けた人が通った。

周囲の森には確かにジャワオオコウモリのコロニーがあり、時々空を飛ぶ姿も見られる。大きな音がしたりすると、一斉に飛び交うこともある。

ここでもまた夕方の飛びたちを見るために、いったん夕食を食べに出かけて18時過ぎに森の入り口近くに戻ってくる。ちょうどガイドさんが帰宅するところだった。あたりは田んぼでセッカやツバメが飛び交う。稲だけでなく空芯菜も植わっている。空芯菜の田んぼアマサギが集団で飛んでいった。
18時54分一匹おなかに赤ちゃんをつけたジャワオオコウモリが飛び出して田んぼの上空を飛んでいった。19時過ぎから30分ほど次々と飛び立つ。やがて真っ暗になったので、まだ飛んでいるが観察は終了。田んぼには40kHzくらいのFM音でなく小コウモリも時々やってくる。

帰る途中、停電の集落があった。けっこう停電は頻繁にあるようだ。

 

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