再びゴワ・ラワへいってニシキヘビと再会する

 朝、この間の美術館と同系列のリゾートホテル、ARMAリゾートに電話すると一番安いスタンダードの部屋が空いていたので、最後の一泊は、カキアンバンガローをキャンセルして、こちらに泊まることにする。

 1月21日 もう一度ゴワ・ラワにいきたいのだが、バリの道はくねくねと曲がっていてどうも地理感がつかめないし、道も狭くて交通量が多く走りにくい。ドライバー付きで車を借りるのが一般的なようなので、カキアンバンガローを通して夕方の16時半から20時半まで頼む。フロントで話している最中に、先ほどのARMAリゾートから確認の電話がかかってくる。

 16時30分出発、ウブドから車で7分くらいのところに住んでいるという運転手は、日本語を少し話す。ウブド周辺は渋滞していた。17時20分頃ゴワ・ラワに着いて、運転手さんには駐車場で待っててもらう。走っている途中から大雨が降ってきて、あたりは水浸だ。とりあえずお寺の入り口にある屋根付きの集会場のようなところで雨宿りする。門の前で車を降りて集会場まで歩く間にすでに靴の中まで水浸しだ。

巨大なニシキヘビは祭壇を上がっていった 18時ちょっと過ぎ、少し小降りになったので、運転手さんから借りたサロングとベルトをつけて入る。コウモリ洞窟前の広場も水深10cmくらいの水で覆われていて、足元が水浸しになった。祭壇の前の階段下に立って再びオオコウモリの群れを見ていたら、後方にいた修行僧か寺男かといったふうの若い男性2人が、何か叫んだ。意味はわからなかったけれど、我々に向かって叫んだように思えたので、あたりを見まわすと(啓子)、隣に立っていた夕志のすぐ足下を半分水没した状態で、このあいだのアミメニシキヘビがずるずると移動していく。あまりにもびっくりしたので、「ニシキヘビ」という言葉が出てこないで、「危ない!危ない!」とひたすら叫ぶ(啓子)

幸い巨大アミメニシキヘビは我々に目もくれずに祭壇へ上がっていき、更に洞窟に入っていった。本日の一匹を食べに行ったのだろう。バリ倶楽部のアキさんのブログを読むと、ニシキヘビは洞窟の守り神で、昔は二匹だけだったけど子供が産まれて今は何匹かに増えてとのこと。何年か前に一匹亡くなった時には蛇のためにみんなでお祭りをしたという。アキさんのブログにはアラスカダトンについても書かれている

 降り続ける雨に、スズメも椰子葺きのお寺の屋根の下で雨宿りしているのに、水浸しの足下も気にせずに、けっこうお参りに来る人がいる。
だいぶコウモリの糞を落とされたコウモリは18時40分からポツンポツンと飛び出した。やがてこの間と同じように、洞窟から怒濤のように飛び出してくる。飛びながら糞を落とす奴が結構いて、Tシャツが糞まみれになった

30分くらいでピークは過ぎたようだし、宿まで1時間近くかかるので、終わりにする。今回の運転手さんも、大きなオオコウモリは焼いて食べるし、喘息の薬にもなるといっていた。
夜の飛び出し

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