スラウェシ島は東洋区とオーストラリア区の動植物が混在する、生き物が好きならあこがれる、生物多様性に富んだ熱帯で、フルーツバットだけでも20種類が記録されている。ただし、どこに生息しているかの情報が少なく、またオオコウモリの中でも特に洞窟性フルーツバットが多いのだが、オオコウモリ猟がさかんで、アクセスのいい洞窟は捕られている可能性が極めて高い。ブナケン島はスラウェシ島北部マナドから船で1時間ほどのところにある島だ。スラウェシ島本島ではなく、ブナケン島を選んだのは、この島のチャチャ・ネイチャー・リゾートのオーナーのブログにフルーツバットの話が出てきたからである。