Coastal walk

終点の滝 12時40分から歩き始める。集落の近くは斜面の上の方までタロイモ畑が広がっている。途中フィジー人ガイドを連れた白人グループに何組かすれちがった。やかんを持ったフィジー人のお兄さんに足取りもおぼつかない小さな子猫がついていたのは、一緒にピクニックにいってお裾分けしてもらってきたのだろうか。集落周辺は珊瑚の白い砂浜だ。途中ののリーフが千枚田のような潮だまりになっていて、大きなウツボが泳いでいる。やがて火山系の黒い砂浜になる。

 小さな集落を通り、小川をいくつか横切って、大きめの流れにたどり着く。このWainisairi Creekは幻の花タンギモウジアが咲くタンギモウジア湖から流れ出す川である。定員10人までという吊り橋がかかっている。しばらく進んでWainibau Streamという流れをさかのぼる。トイレとピクニックのある休憩所でガイドさん二人が荷物番をしている。お客さんは荷物を置いて滝までいったのだろう。ここから最後の10分ほどの上り下りがけっこうきつかった。終点のWainibau滝の手前にあるプールについたのは14時40分、5kmのコースである。

 向こうに一つ滝が見えるが、本当はここから泳いで滝壺まで行くと、左側にあるもう一つの滝があるはずだ。滝滑りもできるらしい。先客の白人グループはみな泳いでいって来たらしく水着を着込んでいる。ガイドさんはショートパンツのまま行ったようで、水がしたたり落ちている。流れは澄んでいてヤマメのような魚がたくさんいる。あとから来た一人旅の女性も水着になって荷物を置いて滝壺に泳いでいった。入るときに声をかけたら、「冷たいよ」といっていた。夫もズボンの裾をまくり入ってみたが、とても裾まくり程度で歩いていける深さではないのであきらめる。
ブランコ 一休みして元の道をたどり、17時にロッジに着く。帰ってきた時間を受付ノートに書く。ちょうど集落の学校が終わった時間なのか、向こうから子どもたちがたくさん来た。海に向かって突きだした椰子の木のブランコは楽しそうだ。

 あちこちの集落で子どもも大人もラグビーかサッカーをやっていた。知り合いのニュージーランド人は高校の時サッカーの親善試合と練習でフィジーにホームステイしたといっていたけれど、フィジーはこの二つのスポーツが盛んだ。Somosomo Villageのあたりでオオコウモリが飛ぶ

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