ラベナの集落

 今日は島の反対側の東海岸から中央部を占めるBouma National Heritage Parkへ向かう。ここはニュージーランドの環境保護団体の協力でBouma Environmental Tourism Projectというのを進めている。

 まずは島の北端のマティ空港を通過する。干潟にオオアジサシが休んでいる。道は未舗装となりいくつかの集落を通り過ぎた。50分ほどでビジターセンターに来る。この奥に滝があるのだが、どうやら一グループ送迎車で来ていてその人たちを案内しているのかビジターセンターは閉まっている。この周辺とここから奥に行ったところにある、滝は、ブルーラグーン(ブルックシールズが主演した「青い珊瑚礁」の続編らしい)の舞台になったところです。更に進んで道の終点のLavenaにいく。ここからは海岸沿いに5kmのコースがある。

ラベナの集落 Lavena lodgeで入場料一人8$を払ってノートに名前や住所を記入する。同じページにはイタリアやアメリカからの旅行者が書いている。12時過ぎなのでお昼を食べるところはないかと聞くと、ロッジでも10$で食事を用意できるけど、時間がかかるという。ロッジの前は小さな集落になっていて売店に行くなら、そこでたむろしていた男性について行けといわれる。案内されて家が十数軒だけの小さな集落の中を進む。家々の入り口ではカバ(この植物の根を叩いてエキスを出した飲み物は鎮静作用があるという)の材料を干してある。開放的な造りの家は、中まで丸見えである。猫が一匹快適そうに腹這いになっている家がある。木の戸を閉めて何人かが食事をしていた一軒の家に、外から声をかけて開けてもらう。ここがお店だった。見せてくれたのはビスケットの最後の一袋、チョコレートバーならたくさんある、飲み物は売ってないという。その最後の一袋のビスケットを購入する。集落の子どもたちの楽しみを奪ってしまったのでないといいが。

 お店まで往復する間に、案内してくれた男性と、オオコウモリの話をする。通常この辺にオオコウモリは棲んでいないが、ハリケーンの後山で食べるものがなくなるとやってくるので、茹でて食べるという。野菜など入れないでそのまま茹でるそうだ。オオコウモリの話というとやはりこうなる。

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