Des Voeus Peak 早朝バードウォッチング

 翌日はDes Voeus Peakの早朝バードウォッチングの日だ。5時25分にフロントにいくと、ホテルのバーテンダーでこのツアーの手配もしているバローさんが出てきた。二人だけかと何度も聞かれる。フロントでツアーを頼んだときバローさんに直接聞けといわれたので彼に申し込んだのだが、フロントからも話が行っていて二組いるものと勘違いしたのだろうか。

 5時35分に乗り合いタクシーが迎えにくる。バローさんは行かないようだ。途中でガーデンアイランドリゾートの名前が入った上着を着た現地人ガイドを二人乗せる。オオコウモリが飛ぶ。

 6時10分、道の真ん中にゲートがあり、ここで降りる。この先も車の通れる道があるが、頂上の電話受信所のメンテナンスのためのようだ。このあたりはベレー帽模様のキサキインコが、ラッパのような叫び声を上げながら飛び交い、オオコウモリが上空を飛ぶ。

 周囲は木性シダが混じった見事な熱帯雨林でタニワタリなど着生シダがたくさんついた大木がある。フィジーミカドバトは体長40cmもある大きな鳩で、犬が吠えるような声で鳴く。アカズボンインコは、膝下に当たるところが赤い小型インコだ。オーストラリアでも見たニクダレミツスイは藪の中で見にくいが、ペリットを出したのが見えた。ナンヨウショウビンもいる。タテフオウギビタキがひょうきんな姿を見せてくれる。二人のガイドさんはなかなか鳥にくわしく、Birds of the Fiji bushという図鑑を持ち歩いて、出てくる鳥を教えてくれる。

 サモアオオコウモリが道路脇の木のてっぺんに止まった。ちょっと遠いのが難点だがアメリカンサモアで見たよりもはっきり見えて満足。リラックスして毛繕いなど始め、十分楽しませてくれた。

 

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