車で山頂付近の道を少々行ったり来たりする。「ハワイガンに餌をやらないでください。」という看板をあちこちで見かけるが、道で見かけたハワイガン二羽は、あきらかに「餌ちょうだい」という顔して車に近づいてきた。まるで北海道のキタキツネだ。小さな声でグースと鳴いた。二羽とも両脚に足環を付けている。こんな乾燥した火山の山頂近くで雁を見るのは不思議だ。
そろそろ日没なので頂上に戻る。１９：０８ 火口とは逆側の水平線の雲の下へ、太陽が沈んでいった。
急に寒くなって、気温は１５．７度。
頂上付近は晴れているが、中腹は雲で見えない。これが霧散林というものなのか
麓のクラガーデンロッジのしゃれたインテリアのレストランで夕食をとった。アメリカンサモアも含めて今回の旅行で、唯一まともな？レストランだ。魚料理は調理法と魚を選ぶようになっているが、本日の魚を英語でずらずら言われてもさっぱりイメージが湧かないので、ウェイトレスのお薦めに従ってシーバスのマカデミアナッツ料理、それにフェットチーネ。どちらも美味しいけど量がアメリカンで持て余す。日本人観光客には請求書に最初から１５％のチップを加えてあるというのは話に聞いていたが、ここで初めて経験した。あやうく二回払うところだった。
