小笠原2008 母島1 ゆり丸で母島へ

 2008年5月21日
 小笠原丸は朝の10時に竹芝桟橋を出発する。1995年にゆりかもめが開通してから、駅が目の前になったけど、それまでは浜松町までの長い道のりを重い荷物を抱えて歩いたものだった。船の中は物価が高いので、竹芝桟橋前のコンビニで、ジュースやパンを買い込む。

 通常父島まで25時間だが、今回は14時頃大島の岡田港へ寄港する。大島から小笠原へいくツアーがあったらしい。

 大島に寄港したのと霧で船が遅れて、ついたのは翌5月22日の1時頃。先に母島へ行くので、乗り換えだ。通常なら母島丸という船で行くのだが、今はドックに入っていると言うことで、ゆり丸という船が代替で運航している。青ヶ島や御蔵島に行く船のようで、母島丸より小さいので窮屈だ。

16時20分母島着、ペンションが集まる一角の「ラメーフ」という宿に泊まる。

宿の近くでメグロなどをバードウォッチング。鮫ヶ崎展望台からはイルカとカツオドリが見える。下の沖村園地にはアオノリュウゼツランの花が咲いているのだが、夜もオオコウモリの気配はない。

食事付きの宿に泊まると、宿の夕食時間とオオコウモリ観察時間が重なってやりにくいのだが、ラメーフではお弁当にして部屋に置いておいてくれるのがありがたい。部屋の冷蔵庫には亀の刺身まで入っていた。


 5月23日 観光協会に行ってみたが、やはりオオコウモリは最近見ないという。何年か前はいたけど。
沖村の漁港では、夏羽のカラシラサギとアオサギとチュウサギがいる、カツオドリがさかんにダイビングをしていた。御幸浜や南京浜の方へ歩く。リュウゼツランの花がけっこうあるのだが。途中でイソヒヨドリがグリーンアノールかと思われる物をアスファルトにたたきつけて食べていた

 夕方グランドにムナグロとツバメチドリがたたずんでいた。


 夜沖村園地を歩いているとウミガメの息を吐く音が近くでしたのでびっくりする。浜を囲ってウミガメを保護しているのだが、産卵場所を探しているのか、狭い囲まれた砂浜をあちこち歩き回っている。今夜もオオコウモリの気配もしない。

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