ムル国立公園 2 ムル国立公園についた

 マレーシアに行ったら食べたいのがRoti Canai歩いて5分強の食堂街で見かけたので17日の朝ごはんに食べに行く。

ムル空港までは1時間半弱の飛行。ちょっと遅れて14時頃到着。預けた荷物は飛行機から出すと手押しワゴンに載せて空港の建物まで2人の職員が押して運んでくる。

空港前で地元の人が自分の車を使って一人5リンギットで国立公園への送迎をやっている。車3分ほどで荷物がなければ歩いて行ける距離だ。

国立公園では5日間30リンギットのパスを買うことになるのだが、われわれの滞在は6泊7日と半端なので10日分のパスを二人分120リンギットで買うことになる。最初5日たったらもう一度受付に払いに来いといっていたのだが、なぜかその後10日分いっぺんに買えることになった。受付で終了日によって異なる色のバンドを腕に巻いてもらって、滞在中はずっと寝るときもシャワーを浴びるときもつけたままでうっとおしい。うちの猫は首輪を嫌がるのであきらめたけれど、猫の気持ちがわかる。それともバンドを着けられたコウモリの気持ちか。

国立公園にはガイドツアーでないといけない場所も多い。たとえばコウモリの生息するディアケイブは洞窟内に入るにはガイドツアーで行く必要がある。ナイトツアーも面白そうだがこの日も翌日も既に満員だという。ツアーなネット上で日本から予約することもできるのだが、オフシーズンなので大丈夫だろうと思っていたら、けっこう人気があるようだ。結局ディアケイブのツアーは翌日、ナイトツアーは更に次の日の2月20日を予約して料金を払う。

国立公園のサイトや事前にメールに添付されていた注意事項には、クレジットカードはあてにならないので現金を持って来るようにと書いてあったのだが、クレジットカードが使えるという。ここは物価が高いから食事とかに必要だろうから、クレジットで払っていいですよといわれたのだが、クチンで何回かに分けて3000リンギットというマレーシアでは大金(7万8千円なので日本でも大金)を下ろして持ち込んだのだが、クレジットカードが使えるならばそう言って欲しかった。しかし大金を持ち歩くのは不安なので現金を早く減らしたいから現金ですべて払う。しかしあとでクレジットが使えないと表示が出ていた日があったので、結局不安定には違いない。そして物価が高いのは確かだ、食事は二人でだいたい40リンギット、日本の安いファミリーレストランと大して違わない。水のボトルが大6リンギット小3リンギット、これは日本のスーパーでもっと安いのがありそうだ。どちらもマレーシアの町中の値段を知っているのでもの凄く高い。

オフィスの前でほかのお客さんとウツボカズラをねぐらとするコウモリの話をしている女性職員がいた。今回ボルネオに行くことに決めたときに、もしかして見られないかと秘かに期待していたものだ。このウツボカズラはコウモリがねぐらとしやすいように、中の消化液は少なく、内側は滑りにくくなっていて、コウモリをわざわざ住まわせるように適応しているようなので、写真が撮りたいと思っていたのだが、ちょうどお客さんと別れところで、声をかけて聞いてみたのだが、国立公園内にはないらしい。知らない地名だったので覚えられなかったが、どこか別のところで植物がわかる人に連れて行ってもらう必要があるという。この女性は後ほど公園のスタッフから教わったのだが、アイルランドから何年もムル国立公園のコウモリ研究に来ているエレンさんという研究者だった。

泊まるのは国立公園内の5部屋一棟の長屋型バンガローLong house。表示がわかりにくくて危うく通り過ぎて熱帯雨林のボードウォークに迷い込むところだった。

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