Survival Training滝

 1月2日朝5時50分、バターンへ行くゲート上空を、海の方角からオオコウモリが空いっぱいになって帰ってくる。ピークをちょっと過ぎてから2分間カウントしてみたら、45頭が通過していった。6時にはほぼみんな戻ってきたようで、ねぐらの上を大騒ぎして飛び回っている。それも6時20分ころには収まってきた。

 ゲートのすぐ向こうにWWFのトレーニングセンターがあるのに気がついた。ゲートのお巡りさんに聞いてみたら、今はみんなアメリカに帰っていて人はいないという。

 いったんホテルに帰ったが、二人ともお腹の調子が悪いので朝食は食べないことにする。

 10時、近くにあるBoton fallという滝を見に行く。入り口に車を置いて20分ほどひたすら下り道だ。途中で迷彩服を着た現地人ガイドが白人のカップルを案内して、竹を割って水を浄化する装置をつくる実演したりしているところに出会う。米海軍基地だったころ、このあたりのアエタという民族が、米軍にジャングルでサバイバルする技術を教えたそうだが、今はそれがガイドツアーになっている。

蝶 滝は落差3−4mで周囲は竹と熱帯雨林だ。優雅に滑空する蝶が舞っている。あいにく名前はわからないけれど、焦げ茶に大きな白いバンドが入った蝶がたくさん、ツマベニチョウのように羽の先端がオレンジのもいる。大きめの茶色の蝶や黒地に翼の尾が黄色いのもいる。白黒のアゲハチョウのようなのも見られる。

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