スリランカ式朝ご飯とペーラーデニヤ植物園のインドオオコウモリ

1月8日
ホテルの前のマンゴーの木と、落ちていた齧りかけの実客室は2階にある。朝起きると玄関の真上にあるテラスに行ってみた。目の前にマンゴーの木があって、囓り跡のあるマンゴーが3つほど落ちている。オオコウモリだろうか。その他クローブの木や胡椒もある。さすがスパイスの国だ。

スリランカ風朝食ホテルは朝ご飯付きである。スリランカ式朝ご飯もできるというので、頼んだ。魚カレーと豆カレーそして、ロティという小麦粉に削ったココナツを入れて練って焼いたものがでる。ロティは丸くて厚くてどっしりと重い。フルーツもつく。

ホテルでトクトクというオート三輪車のタクシーを呼んでもらって植物園に行く。植物園まで300ルピー

植物園は入場料1100ルピー(750円ほど)これはスリランカの物価からすると桁外れに高い。何しろ植物園から町の中心部にでるバスが13ルピー、まあバスは逆に桁外れに安いのだけどトクトクで町中を移動すると200とか300ルピーである。町中の食堂で食事をすると二人で400ルピーくらい。ところが植物園の券売所には、英語の料金表示の隣にシンハラ語(たぶん)でかかれた値段表があって、読めないけれどたぶんこちらは入場料50ルピーだと思われることが書いてある。う〜ん。もちろん地元の人の憩いの場なのはいいけれど、ここまで露骨に差をつけなくてもいいのでは。

今日は日曜日である。観光客も多いが、家族連れやデートする人たちも多い。特に目をひいたのが、結婚式の記念撮影をやっていると思われるカップルがあちこちにいることだ。ドレスアップした花嫁と花婿とビデオ係とカメラ係が一組になって公園内のあちこちを撮影して回っている。そんなグループが公園のあちこちにいるのだ。

トクモンキーインドオオコウモリの大コロニーは、植物園の正門を入って中央の通りをまっすぐ奥に進むとあるのだが、間違った情報で植物園の東側を迂回して大回りをしてしまった。途中で頭髪が長く放射状に生えているかっぱのようなサル、トクモンキーMacaca sinica(左)の群れに出会った。あちこちでインドシマヤシリスFunambulus palmarumも見かける。


飛び交うインドオオコウモリやっとインドオオコウモリの声が聞こえてきた。昼間から飛び回り、騒がしい。植物園の奥から西側にかけて、かなり広い範囲の木々にぶら下がっていいる。数える気にはなれないが、2002年9月の調査では24,480頭いたとのことだ。

コロニーの上を低くシロハラウミワシの若鳥が飛ぶ。インドオオコウモリはまったく動揺していない。

これだけオオコウモリがいるので死体も落ちていた。前腕は20cm弱だった。


売店でスナックを買ってお昼にする植物園内のレストランは洋風バイキングでおもしろみがない。お土産や動物植物の本も置いてあったが、役に立ちそうなものはなかった。売店はお昼近くになって混んできた。水とジュースとヨーグルトとクラッカーを買って変則的なお昼とした。

地元の人たちはお弁当を持ち込んで草の上などで広げて家族ピクニック。お弁当はもちろん御飯とカレーで、タイ米よりもっとポロポロの御飯を器用に手で食べている。木陰でよりそうカップルもたくさんいて、警備員がさかんに通路以外の所に入り込んでいる人たちを追い出して回っているが、通り過ぎるといつの間にかもとに戻る。

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