朝の公園 ニューサウスウェールズ旅行記 4

カスケーズガーデンの朝  翌朝もう一度カスケーズガーデンへ。

 昨日ハイガシラオオコウモリを見たあたりから更に奥にはいると、クロオオコウモリが固まっている。どちらも赤ちゃんを抱いた個体が見られる。両者が混じっているところでは、ハイガシラがクロを威嚇したり、その逆も見られる。要するに喧嘩好きなのだ。

 近くに青い顔をしたその名もアオツラミツスイがくると、オオコウモリは威嚇するように翼を広げる。ミツスイは逃げていってしまった。

 何かものをたたくような大きな音がしてオオコウモリが一斉に上空へ飛び立つ。しばらくは大騒ぎとなり、10分ほどして落ち着いた。そんなことが何回か繰り返され、音が直ぐ後ろでしたので振り返ると、どうやら公園のスタッフが椰子の花を落としているようだ。雌花を落として実が付かないようにするためだろうか。で、間違ってオオコウモリを落とさないように予告しているとか???

 ちなみに帰国後もらったオーストラリアの知人からのメールによれば、カスケーズ・ガーデンは、新しい国際会議場の造成のため、コロニーになっていた森がかなり伐採され、公園の形が、今までの天然のものを最大限利用したものから、人工チックなものに作りかえらているという。コロニーも解散してしまっただろうか。

 後ろで東洋系の言葉が聞こえた。韓国人かなと思われるツアーの一団が20人弱、ガイドに連れられてオオコウモリのコロニーを見ている。コロニーの前で記念撮影をしている。「インドネシア」という単語が聞き取れた。

 さて今日は南へと向かう。途中で38$というモーテルの看板があった。ケアンズではよくモーテルは表に値段を書いた看板を出していたのだが、あいにく今回は入ってみるまではわからないところが多く、ハイシーズンで選んでいる余地もないことが多かった。

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