マカデミア城 ニューサウスウェールズ旅行記 5

ドライブインマカデミア城 ニューサウスウェールズ州へ入ると、道は多少内陸部へ入りかなり曲がりくねる。周囲は乾燥したユーカリ林の丘陵地帯である。コアラに注意の看板が所々に立っているので期待したのだが、見つからなかった。

 2時間半ほど走ったところで突然 Macadamia castle という派手な休憩所が現れた。この周辺はマカデミアナッツとコーヒーの産地らしい。マカデミアチョコレートといえばハワイ土産の定番だが、実はオーストラリア産がほとんどだと聞いたことがある。いろいろな味付けの炒ったマカデミアナッツを量り売りしている。シンプルな塩味が100gで4AS$。一粒一粒が大きくて、口の中にナッツの味がたっぷり広がる。売店にはコウモリのぬいぐるみも売っていた。塩味のマカデミアナッツ

 道は海の近くへ出た。今度はひたすらまっすぐで、サトウキビ畑とユーカリ林と放牧地の繰り返しの単調な景色となる。カンガルーに注意の看板があったが、カンガルーも見かけなかった。

 このあたりは小さな国立公園がいくつかあるのだが、その一つ Bundjalung National Park に寄っていく。レンジャーも係員もいない。入口の自動販売機に6AS$入れて切符を買う。案内板もないので全体のようすがわからず、車で少々進んでからしばらく歩いてみた。乾燥して干上がった湿地と疎林がほとんどのようだ。バンクシアやビロードモウズイカに似た花がドライフラワー状になっている。巨大な赤いアリが黒い小さなアリをくわえていく。そういえばクイーンズランド州の乾燥地帯ではシロアリ塚をよく見たが、この辺では全然見ない。こんな閑散とした公園でもコイン式のガスオーブンのバーベキュー場があり、トイレはちゃんと掃除してあってペーパーが入っていた。

bushfire 道沿いの林でBushfireがあった。かなりの範囲が燃えている。夏は乾燥するせいか、このあたりの林はあちこちに燃えた後がある。消防と警察が来ている。ヘリコプターが水を運んできた。特に珍しい光景ではないのか、見物渋滞も生じない。道路わきに車を止めて一枚写真を撮ったが、なんとなく気がひけるので、それ以上撮るのはやめた。あとで再びBushfireに出会うのだが、クリスマス以来ニューサウスウェールズ州は100ヶ所ものBushfireが続いて大変な状態だったのだ。

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