クアラルンプールで中華三昧

 8月22日5時15分、真っ暗な中、荷物をまとめて出発、ラヤ山に向かう。早朝島に帰るオオコウモリがいないかと期待したのだが、影も形もない。今日は鳥影も少ない。あきらめて下山する。

ラクサとローカルブレックファスト 空港内のCAFEでラクサという、このあたりの名物の麺を食べる。辛くて臭いとガイドブックには書いてあるが、薬草の風味がするもののそれほど辛くはない。太くてぷぶぷつと切れる麺だ。しかし一杯7.5リンギットとは、かなり高い。空港値段なのだろう。この他にご飯にピーナッツと干した小魚をのせ、コーヒーとマンゴージュース付きのローカルブレックファストが8.5リンギット。

 飛行機は定刻通り出発、45分でクアラルンプールに着く。

 チャイナタウンの入り口にあるHotel Malayaというところに泊まるのだが、タクシーはホテルの手前の交差点で止まり、「あそこがHotel Malayaだ」といっておろされてしまった。チャイナタウンの周辺は一方通行が多く、道路も混み合っていて、運転しづらいのだろう。

ホテルの前にフルーツの屋台が並ぶ のんびりとしたランカウイ島とは一変して、チャイナタウン周辺は賑やかで人もお店も多い。とりあえず荷物を置いて、歩いて探検にいく。ホテルの周辺はフルーツを売る屋台が並んでいて、台湾の果物市場みたいだ。龍眼を1リンギットだけ売ってもらう。

鶏の麺と鶏ご飯鶏を煮込んでご飯にかけたものと、鶏のヌードルを食べる。ココナッツまるごとのジュースとで15リンギット。ここのお店は早く終了するようで、16時過ぎだが、われわれが最後の客で、片づけを始めた。朝ご飯のお店、昼ご飯のお店、夜ご飯のお店とあるようだ。
ココナツまるごとジュース屋台の大部分は洋服やアクセサリーで、台北の夜市を思わせる活気だ。中国茶のお店で中国系のコウモリ刺繍があるコースターと土瓶敷きを買う。マレー系のお店もいろいろ見て回ったが、コウモリグッズは中国系にしかないようだ。セブンイレブンを見つけて入ってみた。グリコのRockyという、ポッキーそっくりのお菓子を売っていたが、これってポッキーのマレーシア名?
(後ほどWebで検索したところでは、グリコは、ポッキーはイスラム教で食べてはいけないポークを連想させるので、マレーシアで40年間ロッキーという名で売っていたようです。2014年にポッキーに統一したようです。

肉骨茶福建省の料理だそうだが、マレーシア中華料理の名物でもある肉骨茶(バクテー)を、ホテルの裏の屋台で食べる。これは骨付き豚肉を漢方薬とソイソースのスープで煮込んだもので、肉の部位を指定して注文する。中国茶も注文する。お湯の入った桶に中国茶のカップ、箸やレンゲがでてくる。その後注文した肉がスープと一緒に出てくる。油條もついてきた。ご飯も一人前注文して計9.9リンギット。肉のうまみがよく出ていて、最高においしかった!!このお店は特に人気があるようで、開店したばかりなのに次々とテーブルがうまっていく。

22時頃、もういちど周囲を散策する。エビ入りワンタンメンを屋台で注文する。2人前6リンギット。大都会はいずこも夜更かしだ。道路一杯にテーブルを広げたお店で、スチームボートという海鮮しゃぶしゃぶのようなものをやっていた。これもおいしそうだが、もうお腹が一杯。サトウキビジュースを一杯飲んでおしまいにする。1.2リンギット。

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