アケーディア国立公園周辺の哺乳類

日本より哺乳類がたくさん見られるのがうれしい。
ハイイロリスは落葉広葉樹の林に棲み、どんぐりを食べる。アカリスは針葉樹で松ぼっくりを食べる。アカリス、鳥のようなキッキッキッキという声やムササビに似たクルルルルルという声を出してよく鳴く。落葉広葉樹林にはEastern chipmunk(シマリス)もいる。→
シカは早朝、公園内のパークループロードを車で走れば、ほとんど毎回見られる。 white tailed deerという名の通り尾を立てて白い裏側を見せて逃げていく。早めに気がついて車を止めれば、結構ゆっくり観察できる。バンビ模様の子鹿を連れている個体もいた。

公園内には大小さまざまな湖がある。小さめの湖にはビーバーの巣がいくつもある。こちらの人はビーバーロッジと呼んでいた。その一つを早朝に訪れたら、ビーバーが二匹、巣の近くを泳いでいた。別の湿地ではビーバーが作ったと思われるダムも見られた。

湖の岸辺に倒れている木を気をつけてみると、ビーバーの仕業であることが多い。見分け方は、切り口が削った鉛筆の頭みたいになることだ。95年に訪れたときは、朝パークループロードを車で走っていたら、夜の間にビーバーが道路に何本も木を倒してしまって公園の職員?が片づけているところだった。

ウッドチャックは体長50cmくらいある大柄な地リスで、後ろ足で立ち上がる姿が、のほほんとしてユーモラスだ。早朝にパークループロード脇に突っ立っているのを見かけた。ウッドチャックの別名はgroundhog(地豚?)、2月2日(所によっては2月14日)はGroundhog dayというが、この日ウッドチャック が穴を出て自分の影を見れば、さらに6週間の冬ごもりに引き返すという伝説があるらしい。しかしメインの2月は雪の中である。起きてくるとは思えない。


95年に訪れたときはキャンプ場や休憩場のゴミ箱を夜探せば、必ずアライグマがいた。しかし今回公園内のゴミ箱は地面に固定されたタイプになり、ひっくり返してゴミあさりができなくなっていた。そのせいか公園では一度もアライグマを見なかった。アケーディアへの行き帰りの道路では、車にはねられた死体を何回か見たから、結構多いはずだ。
同じく今回は見なかったが、95年に訪れたときは夜Red foxが道路を横切るのを見かけた。
それほど珍しくもないはずなのだけど見られないのが、ヤマアラシ(坊ちゃんじゃないよ)とムース。

資料によればアケーディアでは6種類のコウモリが生息しているが、ダウンタウンのはずれの小さな貯水池では毎晩、Little brown myotisと思われる40−45kHzの超音波を出すアブラコウモリに似たのが飛ぶ。
本物のコウモリは一種類しか見てないが、ダウンタウンのおみやげやさんなどでコウモリ型のオーナメントやぬいぐるみやアクセサリーがあり、コウモリグッズ、コウモリ本がたーくさん増えたのでbiglobeのwebページの方をご覧ください。

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