デインツリーをめざして

 12月28日朝、干潮のケアンズ港ではコシグロペリカンやオオソリハシシギ、ミユビシギ、チュウシャクシギ、アカエリチドリが歩き回っている。谷津干潟で見かけるのの三倍はありそうな巨大なトビハゼが、干潟をジャンプしていく。ズグロトサカゲリ、ササゴイ、ギンカモメ、チョウショバト、クロトキが上空や足もとを通る。 

 港沿いの公園で木の下のベンチに座ると、上からアリが落ちてくる。枝に葉を張り合わせて作ったボール状の巣を作るアリである。パトロール中に手をかざすと、このアリは果敢にも頭を振り上げて威嚇してくる。おまけに勝手に落ちてきて噛みつく。

 再び港沿いの道にあるオープンカフェで朝食をとる。テーブルが空くとすかさずドバトやイエスズメがやって来て残飯を食べようとする。白黒のユーモラスな鳥ツチスドリまでやってくる。こいつはケーキョ・ケーキョ・ケーキョと騒がしく鳴く。

 さて今日はケアンズを後にして北へと向かう。

 途中でWildworld Wildlifeという動物園に立ち寄る。主にオーストラリアにいる動物やは虫類、鳥を集めたものであるが、ヘビはオーストラリアに生息しないものもいた。一人18aus$はちょっと高く感じた。

 更に北のポートダグラスという街の入口にあるThe Rain Forest Habitatという大きなテントの中にある放し飼いの動物園へも立ち寄る。こちらの方がよかった。熱帯雨林を再現し中に池まで作ってある巨大な区画が二つあり、主に野鳥が放し飼いになっているのだが、片方のコーナーにはメガネオオコウモリが7頭いた。子どもも一頭お母さんに張りついていた。もう片方の区画の中にカフェがあるのだが「鳥と朝ご飯」というイベントもあるようだ。ガイドウォークもやっていた。
the rain forest habitatにはオーストラリアの熱帯雨林の生き物が飼われている
The rain forest habitatには池があり森があり、さまざまな鳥やオオコウモリが放し飼いにされていて、テントの中とは思えないくらいよくできている。

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