Bat Hospital 6  オオコウモリ普及教育

ジェニーさん達tolgaのbat rescue groupは、オオコウモリ普及教育もやっている。たとえば学校に出張授業にいって、オオコウモリの話をする。子どもたちに本物のオオコウモリを触らせるのは禁じられているので、ぬいぐるみを使って説明すだが、「これはオオコウモリを体感してもらうためのぬいぐるみ」といって私のTシャツにぶら下げてくれたものは、重量感といいできばえといい、なかなかのものだった。

Little red flying foxは多少乾燥したユーカリの林に棲むのだが、最近サトウキビ栽培のために生息地が伐採されたせいか、Tolga scrubのような熱帯雨林にも1997年以来見られるようになったというので、見たいと言ったら、あちこちのオオコウモリな人に電話をかけてくれたが、あいにく、数日前までいたけど移動したという話ばかりだった。Little red flying foxは名前の通り小柄で、主に花の蜜を食べているので、花の開花に合わせてあちこち放浪するようだ。しかし、さすがオーストラリア、各地にオオコウモリな人がいるようだ。またオーストラリアにくることがあったら連絡してくれれば、その地域のBat peopleを紹介してあげると言わた。

放し飼いの鶏の卵を探す庭に放し飼いになっているニワトリとアヒルの卵をもらったので、夕食は卵焼きを部屋で作った。部屋にオーストラリアのオオコウモリ関係の本や新聞記事をどっさりおいといてくれたので、深夜まで読みふける。

朝庭に出てみると、屋外の檻にはたたんだ毛布がぶら下げてあって、その中にもぐって挟まるようにして寝ているオオコウモリがいた。お母さんに抱っこされているつもりだろうか、8月のオーストラリアは早春だから寒い。

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