ハレアカラ火山

 マウイ島といえば世界最大の休火山ハレアカラ。ここは国立公園になっている。日の出が一番いいと書いてあるが、あいにくアメリカンサモア滞在の最後の頃から体調が悪いので、朝ゆっくりめにホテルを出て夕日を楽しむことにする。ただし頂上のビジターセンターから見たときに、夕日は火口とは逆側に沈むので、やはり火口を染める日の出の方がお勧めである。

  8時過ぎにレンタカーでホテルを出る。山を登る道路は、カーブでは制限速度時速15マイル(約24km)の曲がりくねった道だが、道幅は広くよく整備されている。上から見ると通ってきた道が延々と見えるのだが、ガードレールがないので、比較的風景へのインパクトが少ない。これって日本では考えられないけれどat one's own riskの精神なのだろう。

  9時に国立公園のゲートを入る。入場料10$。ここらは標高約2000m。少し行くと管理事務所がある。国立公園のプログラムの案内があったり、鳥や植物の本を販売している。
  標高9800フィート(2940m)にビジターセンターがある。ここからは火口が見下ろせる。見事な宇宙的風景である。いくつものクレーター、植生のほとんどない(実際は降りてみるとちょこちょこと高山植物が生えているのだが)広大な月の砂漠、踏み跡のようなトレイルを砂埃をあげながら歩いていく人々がいる。

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