小笠原2008 父島1 オオコウモリはサイザルアサにくる 

 父島へは13時頃接岸
 まずはレンタカーを借りる。父島一しゃれたレストラン「ホライズン」の2階で昼食を取る。生スパゲッティがおいしい。一階はパン屋とカフェで、後ほどここで、ピザトーストとサンドイッチを食べたがこちらもなかなか。

 ビジターセンターでオオコウモリの情報を仕入れる。最近は町中でも見かけるようだ。
 ぐるっと二見湾をぐるっと回って港からはかなり離れた民宿かなめ。オーナーの家族が住むアパート風の建物の一階の一部屋を借りる。朝ご飯だけなので、夜好きな時間にうろうろできるのがうれしい。オオコウモリにも近いし。

 この夜は亜熱帯農業センターに行ってみた。ムニンデイゴのあたりで待っていたら、羽音を立てて3頭ほど通過。このあと海岸道路沿いに咲いていたサイザルアサの群落を見に行くと10頭くらいが来ていた。
サイザルアサが好きなのはオオコウモリだけではない。昼はメジロやヒヨドリが良く来ているし、夜ライトをあてると赤く光る目が見えるのは蛾が来ているのだ。これは落ちていたタコノキの実にとりつくオオルリオビクチバ

そしてクマネズミも花茎をよじ登ってやってくる。オオコウモリが先に来て蜜を舐めているサイザルアサにクマネズミが登っていくのを見たことがある。途中まで行ってオオコウモリに気がついて遠慮したのか、クマネズミはUターンして降りていった。

こういうとき飛べないと不利だ。高い花茎を延々と降りて、サイザルアサの葉に覆われた地面を歩いて別の花茎によじ登らなくてはならない。「えーい面倒だ、あっちの花茎まで一気にワープして行きたい」と思った奴が、ムササビに進化したのじゃないかと思いたくなる。



 翌日(5月26日)、島でオオコウモリの保護にあたっている方から話を聞く。オオコウモリの食害のようすなども見学させてもらう。

 夕方大村のはずれにある情報センターに行く。ここでは一時間200円でインターネットが利用できるので、滞在中毎日お世話になった。自分のパソコンも持ち込み可だ。

 夜、宿の目の前のバナナの花にオオコウモリが一頭来ていた。

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