フィリピンオオコウモリ?

 1月4日、今日でスービックは最後である。5時20分にはゲートのキャンプでは既にオオコウモリが戻ってきていて騒いでいる。今日は空港の方から帰ってくる個体が多いようだ。大きな流れ星が4回、長く尾を引いて落ちた。あのくらい長ければ願い事をする暇がありそうだ。少なくとも「金、金、金」」くらいは言えるだろう。すっかり明るくなった6時5分にはオオコウモリも小コウモリもいなくなった。

 9時過ぎにいつものオオコウモリの止まり場で見ていると、いつも通り次々観光客が車を止め、いつも通りサルがでてくる。フィリピン語でコウモリを意味する「パニキ」という言葉がききとれる。写真を撮っていたらサルが三脚を登ろうとした。「コラッ」というと今度は近くのつるを伝わってカメラの上に降りてこようとしている。怒ると威嚇してきた。

道から外れてジャングルに踏み込む 10時頃Hidden trailの途中からオオコウモリの声を頼りにやぶの中に入ってみた。トゲのある笹や竹があって引っかかる。下のゲートから見える群れの根元にでたが、樹高50mはあるかと思われる大木ばかりで、木の間隠れに遠くにしか見えない。葉と枝に隠れるようにして、黄色の模様が後頭部から背中にかけてくっきり出ている個体がいたが、あれがフィリピンオオコウモリだったのだろうか。ジャワオオコウモリとフィリピンオオコウモリの識別がはっきりわかる図鑑がなくて未だに不明である。


左 アドボ 右 ポークチョップ お昼はメインゲートまで車で行って、車をおいてゲート周辺を歩き回る。屋台市があるのだが、お正月休みなのかやっていなかった。ハンバーガーショップのウィンピーでポークチョップとアドボというフィリピン料理を食べる。161ペソ。

 マニラにいくフェリーの看板があったので、ホテルのフロントに頼んで聞いてもらったのだが、日曜日のせいかオフィスはやっていなかった。

 今夜もタケコウモリ撮影。いつもの穴にカメラとビデオをセットして構えていると、17時45分、今まで使っていた穴の上にあるスリットから飛び出した。フェイントである。次々と計5頭が出てきた。18時にはすでに帰ってくる個体がいる。その後可聴音を出しながら何回か出たり入ったりし、我々の周りを二頭で追いかけっこして遊んでいるやつもいる。結局昨日まで使っていた穴は今日は全く使わなかった。タケコウモリの考えることはよくわからん
 
カボチャとインゲンの炒め物他 夕食はカフェでルンピアシャンハイ(挽肉を入れた小さな春巻き)、カボチャとインゲンの炒めたもの、野菜炒め。

前のページへ次のページへ

コウモリ王国(フィリピン旅行)の目次へ

世界オオコウモリ紀行の目次へ