マニラへのバスの旅

 1月5日4時50分起きる。ホテル周辺を歩いてみるとオオコウモリが帰ってくるのが見える。まだ空は真っ暗だ。5時40分、フロントでチェックアウトする。フロントは24時間オープンといっていたが、奥で寝ていたようで、なかなか出てこなかった。
 
 6時にレンタカー会社からお迎えのはずだが、来ない。6時15分まで待ってフロントから電話を入れてもらう。人がいなくてドライバーを送れないとのことなので、自分で運転していくことにした。6時半過ぎにレンタカーの事務所につく。バス乗り場まで送ってもらう。ちょうど7時発のバスに間に合った。気がつかなかったのだ、このバスは座席指定だったのだ。空いている席に座っていたら、後から来た人に「○○番の席なんですけど」とチケットを見せられた。われわれの席も別の人が座っていたのでどいてもらわなくてはならなかったが。

豚の皮のフライ 出発までのわずかな時間に次々と物売りが乗ってきては出ていく。新聞、ウズラのゆで卵、水のボトル、豚の皮のフライ、ガムなどのお菓子をバラで売っている人もいる。

バス停から
 一時間ほど走って行きと同じ休憩所で15分止まる。時間になっても戻ってこないお客さんがいて、クラクションを鳴らして呼んでいた。だてに車掌が乗っているわけではなく、ちゃんとチェックしていたのか。

水田風景 窓の外は水田地帯が続く。ところどころシラサギがたくさん群れている。湿地の中に立つ家は、雨期には孤島になりそうだ。アヒルを飼っている。時々バナナ畑もある。

運転手と車掌だけが休憩した 更に1時間ほどすると露店が建ち並ぶ場所で止まり、運転手と車掌だけが降りて5分ほど休憩する。この間にも物売りが2人車内に入ってきた。

 マニラ市内は渋滞である。交差点では車と車の間を縫って、何人もの物売りが歩き回っている。通常の中距離バスはドアを開けたまま走っているのだが、交差点で止まっている間に物売りが乗り込んできて、動き出す前にまたでていくのが見える。中にはタイミングが悪くて先の方まで運ばれてしまう人もいるのだろうか。
マニラ市街
 10時30分パセイのバスターミナルに着く。バスを降りたとたんに、ポーターに荷物を持って行かれそうになる。油断禁物。バスターミナルでしばらく待っていたが、この中までタクシーは入ってこないようなので、外の通りまで大荷物を持っていって、タクシーをつかまえた。ホテルまで200ペソ。

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