オオコウモリな人 ニューサウスウェールズ旅行記 27

オオコウモリを追い払うためのスピーカー オオコウモリのコロニーのそばで、なにやら通りすがりの人に解説している人がいる。話が途切れたところで話しかけてみたら、4月にここのオオコウモリが間引きのために撃たれてたときに抗議行動をしたHUMANE SOCIETY for ANIMAL WELFARE Inc.というグループの会長であった。

 ここは一番南のオオコウモリコロニーで、ビクトリア州唯一の繁殖コロニーでもある。現在は3000頭のオオコウモリがいるけどピーク時には15000頭になる。植物園側は20000頭と言っている。数年前にメルボルンの街中のあちこちでユーカリプタスを植えたので、その花蜜をよく食べに夜は出かける。またイチジク科の実を食べに人家の庭にもよく来る。ここからそういった餌場までは数km。
 この植物園でもスピーカーから耳障りな音を出してオオコウモリを追い払おうとはしている。などという話をした。(左の画像:あまり効果はないようだ。そばにたくさんオオコウモリがとまっている)

 しかしちょっと前に大型芝刈り機がすごいスピードと音と共に走ってきたとき、数分間オオコウモリがパニックになって飛び交ったので、嫌いな音というのはあるようだが、またもとの場所に戻ってしまうので、実際のところ音で追い払うのは難しいようだ。

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