日常会話は難しい ニューサウスウェールズ旅行記 17

Bellingen Valley Moter Innお持ち帰りのお店でサンドイッチを買う。パンの種類と中身を決めて注文する形式なのだが、アボカドを頼んだら、食パンにアボカドをつぶして塗ったものだけが挟んであった。もうちょっと違うものを想像していたのだけど、これはいろいろ組み合わせて注文するものだったようだ。もう一つ頼んだハンバーガーがボリュームがありすぎたのでちょうどよかった。

今夜はおとといと同じBellingen Valley Moter Innへ泊まる。

受付で洗濯機の場所を聞いたら、若いお兄さんが何か言った。その表情から何かを聞き返したことはわかるのだが、これが全く英語に聞こえない。二回聞き返したが、何を言っているのか全く見当もつかない。この状況でそんな難しい質問をするわけがないので、情けなくなってどうしようかと思いつつもう一度聞き返したら、今度は彼が発音を変えたのか、ゆっくりはっきりしゃべるように勤めたのか、突然英語になって私の頭に入ってきた。"Which room are you in ? "いつも受付にいるお姉さんが、奥から助けに出てこようとしたところだった。電話で予約したときにこのお兄さんが出なくて良かった。

TOEICや英検のようなきれいに発音されたある程度長い英語の場合は、私のリスニング力は悪くないと思うのだが、今回改めて日常会話の難しさを感じた。Vivienさんとオオコウモリの話をしているときなどは、あまり不便は感じないけれど、レストランやお店で注文したときなど理解できないことがしばしばあった。ピザを注文したとき、店員が何か尋ねたのが理解できなくて2度聞き返したが、相手がCheese?と言っているのに気がついたのは、いつも英語は苦手だからといって、会話は私に任せている夫が先だった。ピザにチーズをかけるかと聞くとは思わなかったので、予想外だった。コンビニで買い物したときに、レジでなにか言われたが、私の耳にはこれが「イッダッオッ」と聞こえ。数秒たって、"Is that all ? "と言われたことに気がついたが、たぶん「こいつらは英語が通じない」と思ったのか、返事を待たずにレジを打っていた。

このモーテルは隣の牧場と同じオーナーなのか、先ほどのお兄さんがトラクターに乗ってモーテルの敷地からフェンスの隙間を抜けて牧場へ行くのが見えた。気のいいオーストラリアの田舎町の若者という感じで、訛もあったのだろうけど、日常会話って難しいと改めて感じた。
 

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